緑の光線

Top Page » Next
2023-11-28 (Tue)

『迷犬マジック』山本甲士 著

『迷犬マジック』山本甲士 著

前回、山本甲士さんの『とげ』という作品をご紹介しましたが、初めての山本甲士作品としては、かなりしんどい内容でした。山本甲士作品を薦めてくれたブロ友さんが、『迷犬マジック』を是非!とおっしゃってくれたので、読んでみましたよ!これは『とげ』とは違って、本当にほっこりするお話でした。マジックと言う名前の迷い犬が、本当に「マジック」を起こしちゃうんですね。ファンタジーの要素が入っているようにもとれますが、...

… 続きを読む

前回、山本甲士さんの『とげ』という作品をご紹介しましたが、初めての山本甲士作品としては、かなりしんどい内容でした。山本甲士作品を薦めてくれたブロ友さんが、『迷犬マジック』を是非!とおっしゃってくれたので、読んでみましたよ!
PB200009.jpg
これは『とげ』とは違って、本当にほっこりするお話でした。
マジックと言う名前の迷い犬が、本当に「マジック」を起こしちゃうんですね。
ファンタジーの要素が入っているようにもとれますが、これって現実に十分ありうることですよね。ですから、ものすごく説得力をもって伝わってきました。
以前『ボブという名の猫』という映画を紹介しましたが、これは『迷犬マジック』の猫バージョンですね。ドラッグのせいで心も体もボロボロになった青年が、迷い猫との出会いをきっかけに、立ち直り、生きる道を見つけていく、というお話でした。しかも、これは実話を基にしたストーリーでした。

動物の力はすごいですね。
『迷犬マジック』にも出てきましたが、心や体に何らかの病気、不安を抱えている人が、犬や猫との触れ合いによって、状態が改善していく、ていう話、よく聞きますよね。

我が家の近所には、地域猫と呼ばれる猫ちゃんがいて、我が家の庭にもよく遊びに来てくれます。
ちょっと気持ちが沈んだとき、憂鬱なとき、その猫ちゃんと触れ合ったりするだけで、気持ちがほっこりしたりします。これも小さなマジックかな^^
スポンサーサイト



No Subject * by おんだなみ
「迷犬マジック」読まれましたか~
「とげ」に比べ、ほっこりした内容ですよね。
ペットセラピーの話は聞きますが、動物の力はマジックです。
地域猫と触れ合えるのは、羨ましいですね、
私の所の野良猫は警戒心が強くて、すぐ逃げられます。

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、こんな素敵なマジック、日本のいろんなところでいっぱい起きてくれればいいと思いました。
我が家の地域猫、すぐに人間に慣れる猫もいれば、警戒心をまったく解いてくれない猫もいて、猫にもそれぞれ性格があることがわかります。

2023-11-25 (Sat)

「ワールドキルトフェスティバル2023」に行ってきました。

「ワールドキルトフェスティバル2023」に行ってきました。

最近、どこにもお出かけしてないな~美術館とか博物館とかに行きたいな~天気もいいしな~あ、そうだ、どこか近くでキルト展とかやってないかな~とふと思いついた私、早速検索してみると、なんと11月24~26日に横浜でワールドキルトフェスティバルが開催されるではありませんか!なんというタイミング!秋に横浜でキルトフェスがあることは結構前に記事で見ていたのですが、すっかり忘れていました💦思いついてよかった。初...

… 続きを読む

最近、どこにもお出かけしてないな~美術館とか博物館とかに行きたいな~天気もいいしな~
あ、そうだ、どこか近くでキルト展とかやってないかな~とふと思いついた私、
早速検索してみると、なんと11月24~26日に横浜でワールドキルトフェスティバルが開催されるではありませんか!
なんというタイミング!
秋に横浜でキルトフェスがあることは結構前に記事で見ていたのですが、すっかり忘れていました💦
思いついてよかった。

初日の24日で行ってきました。
混雑を避けるために午後から入場しました。
かなり期待を膨らませて、わくわく気分で出かけたのですが、結論から言うと、ちょっと物足りなかったかな・・・

これまでは、毎年「東京国際キルトフェスティバル」を楽しみにしていました。
ですが、2020年の開催が最後となってしまいました。
2020年の1月、コロナウイルス流行の直前です。

やっぱり「東京国際キルトフェスティバル」の方が規模が大きいので作品の幅が広かったですね。
比べてしまうのはよくないのかもしれないですが、「東京国際キルト~」では、様々な作品に驚いたりため息をついたり、ものすごくたくさんの刺激を受けました。「あ~この色合いいいな~」とか「このパターンでこんなに深みのあるキルトを作れるんだ」とか、本当に勉強になりました。
写真も撮りまくりました。

ですが、今回の「ワールドキルトフェスティバル」では、ほとんど写真を撮りませんでした。
アート色の強い作品が多くて(絵画のような)色合いもかなりはっきりしているというか、パンチがあるというか、しっかり主張するような色味が多かったです。
私はやはりトラディショナルなキルトが好みで、シンプルなパターンでも奥深さがあるようなものが好きです。色彩があまりきついのはちょっと・・・・
あと、ミシンキルトが多かったのもちょっと残念でした。私はやっぱりキルティングは手縫いが好きだな~~~

そんな中でもいいな~と思ったのがこの作品。
韓国からの出展でした。
キルト葉っぱ
優しい色合いで、しかもちゃんと手縫いでのキルティング、温かみがあります。

マルシェのコーナーでは布のお買い物。
やっぱり布は買っちゃいますね。
チューリップ針のブースでは
「針ものがたり」という新しいシリーズの針が販売されていたので買ってみました。パッケージもちょっと高級感があります。
お店の人いわく、これまでの針よりも布どおりが非常によい、とのこと。筋状に縦目研磨を施し、布に接する面積を小さくしている、とカタログに書いてありました。
キルティング用の針って、とても細いのですが、私キルティングをしながら、よく針を折っちゃうんです。(力の入れすぎ?)どれほどの布どおりの良さなのか、早く試してみたいです!
カタログと針のサンプルセットまでいただきました。
PB250010.jpg

相変わらず創作意欲だけはあるので、なんとか時間のやりくりをして、作品をどんどん完成させたいです!
No Subject * by おんだなみ
ワクワクしながら臨んだのに、イマイチだったのは
残念でしたね。
ミシン縫製は時間も短縮出来そうですが、味わいが薄いのかな?
それでも、気に入った作品に出会えたのは良かったですね。
新シリーズの針で、作業がはかどるとイイですね。

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、今はミシンの技術がかなり進歩してるらしく、複雑なキルトラインもミシンで縫えちゃうようです(多分)
人の好き好きはそれぞれですが、私はやはり手縫いの方がぬくもり、温かみを感じますね。

2023-11-15 (Wed)

『華氏451度』レイ・ブラッドベリ著

『華氏451度』レイ・ブラッドベリ著

SF小説はあまり読んだことがありません。ちょっと苦手が意識があってなかなか手が伸びないでいました。でも、この『華氏451度』はなぜかよく目について、多分高校生のとき、先輩が「ブラッドベリはいい」みたいなことを言ってくれたからだと思うのですが、ま、そんなこんなで、とりあえず読んでみるかと、読書の幅を広げるつもりで読んでみることにしました。華氏451度というのは、本の紙が引火する温度らしいです。主人公は...

… 続きを読む

SF小説はあまり読んだことがありません。ちょっと苦手が意識があってなかなか手が伸びないでいました。でも、この『華氏451度』はなぜかよく目について、多分高校生のとき、先輩が「ブラッドベリはいい」みたいなことを言ってくれたからだと思うのですが、ま、そんなこんなで、とりあえず読んでみるかと、読書の幅を広げるつもりで読んでみることにしました。
PA300002.jpg

華氏451度というのは、本の紙が引火する温度らしいです。
主人公はFireman なのですが、消防士としてのFiremanではなく、火で燃やしてしまうFiremanなのです。(今回借りた新訳版では昇火士って訳してあったような気がする・・)
本を持つことが禁じられた世界で、本を隠し持っている家が通報されたらFiremanたちが駆け付けてすべて燃やしてしまうのです。

本の所持を禁止するということは、本を読んであれこれ思考したり想像したり知識をつけたり、ということを禁止するってことですよね。怖いですね・・・

私は本の所有が禁止されるっていうことよりも、「火」の用い方についてあれこれ考えてしまいました。「火」は確かにものを燃やしてしまいます。でも、「火」には人を温めるという力があります。
あと、「火」は癒しも与えますよね。炎のゆらめきを見ていると心が落ち着いたりします。
「火」があるからこそ、調理ができて食事を作ることができます。
でも、この『華氏451度』の世界では、「火」の役割はものを燃やすことなのです。
都合の悪いものはすべて燃やしてしまえばいい!という論理なんですね。
これって、今の世界の状況にも通じるようなところがあって、なんだか恐ろしくなってきました。
「火」は科学技術の原始的な要素のようなものですよね。
その「火」をどう使うかが人間に問われているのだと、改めて思いました。

最後に気に入った箇所があったので、ここに引用します。
これはノートにも書き写しました。

『華氏451度』より
人は死ぬときもなにかを残していかねばならない、と祖父はいっていた。子どもでも、本でも、絵でも、家でも、自作の塀でも、手作りの靴でもいい。草花を植えた庭でもいい。なにか、死んだときに魂の行き場所になるような、なんらかのかたちで手をかけたもの残すのだ。そうすれば、誰かがお前が植えた樹や花を見れば、お前はそこにいることになる。

No Subject * by おんだなみ
『華氏451度』は知っていましたが、残念ながら読んだ事は無いです。
ある人の発言から読んで見るかと言う事って、私も結構あります。

確かに火は、使い方次第で有用にもなるし被害を与えるモノに
成りますね。
今の世界状況は、その「火」を間違った方向で使っていますね、
しかも、お互いが正義を振りかざしてるのは、救いようが無いです。

さて、自分は何かを残せて死ねるのかな?

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、この作品はトリュフォー監督によって映画化されているそうなので、
いつかそれも見てみたいです。
今の状況、本当に嫌になります。
人間はこの過ちにいつ気づけるのでしょうか・・・

2023-11-09 (Thu)

心の穴を埋めるかのようにピアノに向き合う(ちょっと大げさ)

心の穴を埋めるかのようにピアノに向き合う(ちょっと大げさ)

今年の3月あたりからだったか、ピアノ熱が再燃し、なんと今もその熱は続いています!ピアノは息子の部屋にあるので、基本的に息子が外出している時しか弾けません。(息子は「俺がいても気にせず弾いて」と言ってくれますが、なんだかちょっとね・・)そのため、息子が外出すると、「さあ、今のうち」といそいそとピアノに向かいます。で、タイトルにある「心の穴」とは何かと言いますと、ま、色々あるのですが、やっぱり一番大き...

… 続きを読む

今年の3月あたりからだったか、ピアノ熱が再燃し、なんと今もその熱は続いています!
ピアノは息子の部屋にあるので、基本的に息子が外出している時しか弾けません。
(息子は「俺がいても気にせず弾いて」と言ってくれますが、なんだかちょっとね・・)
そのため、息子が外出すると、「さあ、今のうち」といそいそとピアノに向かいます。

で、タイトルにある「心の穴」とは何かと言いますと、ま、色々あるのですが、やっぱり一番大きな要因は第九の合唱に参加できなかったことですね。さすがに、諦めはついているというか、おおかた吹っ切れてはいるのですが、まだ少ーしだけウジウジしてしまう時があって、木曜の夕方になると(練習日は木曜日)「あ~去年の今頃はこの時間帯に家を出て練習会場に向かってたな~」とか「今頃発声練習してるな~」とか、つい考えてしまうのです。11月に入り新聞なんかに第九の演奏会のチケット情報なんかが載りだして、そういうのを目にすると、ちょっとだけ心がちくっとします。
以前、「今年は第九が歌えない」の記事を書いたときに「新しい方に譲ってあげたと思って」とコメントしてくださった方がいて、「あ~本当にそうだな、素敵な言葉を頂いた」と思いました。
「歌いたかったな~」という後ろ向きな気持ちになってしまったときは、「新しい方に譲ってあげたのだ」ということを思い出して、歌への思いをピアノに向けている、というわけです。

さてさて、ピアノですが、ツェルニー30番、今は5番目の曲を練習中です。
そして、ベートーヴェンのピアノソナタ、20番は一応仮の卒業(笑)ということで、
今は19番と25番の練習をしています。
19番はだいぶん仕上げに近づいてはきましたが、なかなか「よし弾けた!」の域に達しません💦
嫌になるくらい間違えます!
でも、練習を始めたときに比べたらだいぶんうまく弾けるようになったと思う(多分)
亀の歩みですが、少しずつ少しずつ上達を目指します。
あと、ダカンの「かっこう」も練習中。
そして、私の永遠の課題曲、モーツァルトの「トルコ行進曲」もいまだに練習中(←いつになったら、まともに弾けるようになるんだ!?)
No Subject * by おんだなみ
音楽の穴は音楽で埋める!って事ですね。
その気持ちを、練習に捧げ上達出来たのなら、結果オーライ? 
ピアノを弾いてる時って、何か集中し、心も落ち着きそうです。

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、その通りです。
ピアノとパッチワークはとても似ていて、集中し没頭していると、気持ちが落ち着き心が整います。

No Subject * by いとこいさん
素晴らしいことですね
合唱に参加できず残念でしたが 新し事への挑戦 努力家さんですね
合唱とは別の道で 達成感を味わうことができるのはいいですね。
頑張ってください
応戦しています\(^o^)/

Re: No Subject * by green
いとこいさん、その節は素敵なコメントをありがとうございました。
はっとさせられる、心に沁みるお言葉でした。
ピアノは趣味のひとつとして楽しみながらやっています♪

2023-11-02 (Thu)

小さな四角□つなぎのキルト、完成!!

小さな四角□つなぎのキルト、完成!!

四角■つなぎのキルト(ポスティージキルト)、去年の5月にトップが完成したという記事をあげましたが、ようやくキルティングが終わり、本当の完成です!!なんと、キルティングに1年以上かかっている・・キルティングに没頭できるのは毎週日曜日の午後数時間だけ。地道にチクチク頑張りました。どうか見てやってください。まずはソファにかけてみた。床に広げてみた。ベッドの上にかけてみた。(息子のベッドを拝借)キルティン...

… 続きを読む

四角■つなぎのキルト(ポスティージキルト)、去年の5月にトップが完成したという記事をあげましたが、ようやくキルティングが終わり、本当の完成です!!
なんと、キルティングに1年以上かかっている・・
キルティングに没頭できるのは毎週日曜日の午後数時間だけ。
地道にチクチク頑張りました。
どうか見てやってください。
まずはソファにかけてみた。
PB010003.jpg

床に広げてみた。
PB010005.jpg

ベッドの上にかけてみた。(息子のベッドを拝借)
PB020007.jpg

キルティングはこんな感じで入れています。
PB020008.jpg

完成までにすっごい時間がかかりましたが、出来上がりに満足しています。
我ながら綺麗~~~自画自賛^^
私、よく頑張りました!

No Subject * by おんだなみ
完成おめでとうございます!
1年ですか~、続ける事が出来た自身を褒めたいですね。
どう使おうか、色々と試すのも楽しいでしょう。
キルトの醸す雰囲気、何とも不思議な感じです。

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、キルティングだけで1年以上、最初の工程からだと数年かかったことになります。
パッチワークキルトは楽しんで作っているので、そんなに苦労したわけではないのですが、
やっぱり完成までこぎつけたことは褒めたいですね!