緑の光線

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2020-03-09 (Mon)

『火花』 又吉直樹

『火花』 又吉直樹

先日又吉直樹さんの本を紹介しましたが、早速『火花』を借りて読んでみました。確かに・・・・表に出ることのないような、表には出しにくいような感情や人と人との関係性を巧みに表現しているな・・と思いました。普段の生活している中で、ほんの一瞬、心にふと生まれた思いや感情ってありますよね。後から思い返そうにも思い返せないような、何分か後には忘れてしまいそうな、でも、完全に消え去ることのない、いつまでも心の奥底...

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先日又吉直樹さんの本を紹介しましたが、早速『火花』を借りて読んでみました。
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確かに・・・・
表に出ることのないような、表には出しにくいような感情や人と人との関係性を巧みに表現しているな・・と思いました。
普段の生活している中で、ほんの一瞬、心にふと生まれた思いや感情ってありますよね。後から思い返そうにも思い返せないような、何分か後には忘れてしまいそうな、でも、完全に消え去ることのない、いつまでも心の奥底でくぐもり続けているようなそんな感情を、ひとつひとつ言葉で丁寧に拾い上げている、そんな印象を受けました。

ただ、読んでいて、自分のこととして引き寄せにくいところがありました。自分にフィードバックできないというか・・・お笑いを目指している人にはもしかしたら多くの共感を与えるのかもしれません。

私にとっては、何かが自分に強く残る、とはならない小説でした。
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No Subject * by おんだなみ
ん~、そうですか~。
自分も、共感出来なさそうな感じがします。
詠まないで、判断は出来ませんが、借りたとしても
グイグイと読めるかどうか分からないですね。

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、ま、あくまでも個人的な感想なので・・^^;
私はどうも現代ものの小説が苦手みたいです。
又吉さんは好きですけどね♪

2020-02-27 (Thu)

『壁』 安部公房

『壁』 安部公房

先日、安部公房の『他人の顔』という作品について書きましたが、そういえば、安部公房の『砂の女』を、昔買って読んだな~~と思い、本棚を探してみると、『砂の女』の横に『壁』という作品が並んでました。『壁』??読んだ記憶がありません💦 いやいや、自分のお金で買った本は、とりあえず、読んだはずなんだか・・と思い、ページをパラパラめくってみましたが、やっぱり思い出せません!それで、どんな作品なのか気になり読ん...

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先日、安部公房の『他人の顔』という作品について書きましたが、そういえば、安部公房の『砂の女』を、昔買って読んだな~~と思い、本棚を探してみると、『砂の女』の横に『壁』という作品が並んでました。『壁』??読んだ記憶がありません💦 いやいや、自分のお金で買った本は、とりあえず、読んだはずなんだか・・と思い、ページをパラパラめくってみましたが、やっぱり思い出せません!
それで、どんな作品なのか気になり読んでみることにしました。
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とにかく、変なお話なのですが(難解、というよりとっても不思議な世界)なぜか、どんどん読めてしまいました。

読みながら、カフカの作品を思い出してしまいました。カフカの『変身』は、朝目覚めたら自分が虫になっていたお話、『審判』は、朝目覚めたら自分が逮捕者になっているお話でした。
そして、『壁』の第一部は、朝目が覚めたら自分の名前がなくなっいる男の話、第二部は、男がいきなり獣に自分の影を奪われ、影の元となる肉体を失う話、第三部は、不思議なお話の短編集です。

『他人の顔』は、顔を失った男の話でしたが、これは科学実験によるやけどという現実の体験が原因なので、納得がいきますが、朝目が覚めたら名前がない、だとか、自分の肉体がいきなりなくなるだとか、いったいなんのこっちゃっていう感じです。シュールすぎます。変な夢を見ているような気分です。ですが、おもしろいのです。何がおもしろいのかはわからないのですが、なぜかぐんぐん引き込まれてしまい、夢中で読んでしまいました。

第三部は4つの短編集になっていて、その最後が『事業』という作品です。
この話が、かなり「えぐい」です。(←すみません、語彙が貧弱で!!)
ですが、どこか現代社会を皮肉ってるようなところがあります。偽装、隠蔽、それに操られる市民・・
息子に、「これ、すごい短いお話だからちょっと読んでみて」といって読ませてみました。
すると、
「お母さん、これ食後に読むの、きついわ~~。どんな生活してたら、こういう話を書けるんだろうね」と言っていました。

確かに、食後に読ませるのは間違っていたかも・・・
wikipediaによると・・この『事業』は、1961年NHKのラジオ劇場でドラマとして放送予定だったところ、急遽別の作品に変更されたらしい。内容が過激すぎたとか。確かに・・・・

こうなると、『砂の女』ももう一度読んでみたくなる~~~~
不思議だ~ * by おんだなみ
自分で買ったのに、内容さえも思い出せない・・・・
誰かの仕業か・・・
”朝目が覚めたら名前がない”なんて、どういう事?
何か、とても読んで見たいです。
カフカの変身は、読んだ事がありますが、不思議な話でしたね。

Re: 不思議だ~ * by green
確かに・・・もしかしたら、勝手に記憶を消されているのかも??(笑)
名前がないと社会生活を送る上で、いろんな支障がでてくるんですよ。
自分の存在を証明できないんです。恐ろしいです~~~

2020-02-12 (Wed)

『第2図書係補佐』 文豪ナビ山本周五郎

『第2図書係補佐』 文豪ナビ山本周五郎

私は、あまりお笑いに詳しくありません。特に若手の芸人さんは・・・お笑い番組もあまり見ないし、バラエティ番組もほとんど・・です。そんな中、又吉直樹さんは芥川賞を受賞したこともあって、なんとなく気になる存在でした。私が唯一見ている土曜お昼のバラエティ番組にゲスト出演したときに、小学生の時の教頭先生との逸話、それを作文に書いてクラスのみんなの前で発表することになったときの話がとってもおもしろくて、さすが...

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私は、あまりお笑いに詳しくありません。特に若手の芸人さんは・・・
お笑い番組もあまり見ないし、バラエティ番組もほとんど・・です。

そんな中、又吉直樹さんは芥川賞を受賞したこともあって、なんとなく気になる存在でした。
私が唯一見ている土曜お昼のバラエティ番組にゲスト出演したときに、小学生の時の教頭先生との逸話、それを作文に書いてクラスのみんなの前で発表することになったときの話がとってもおもしろくて、さすが、話がおもしろい人だな~~と感じていました。読書好きでも有名ですし、もし実際にお会いできたら、好きな本についていろんな話を聞かせて欲しいな~~とひとり妄想しておりました。

そんな中、図書館でふと目にとまったのが、又吉さんのエッセイ『第2図書係補佐』です。
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この本の中で、又吉さんお薦めの本がたくさん紹介されているのですが、その本の内容だとか、なぜその本が好きなのか、みたいなことはほとんど書いてなくて、その本にまつわる自分の体験やエピソード、もしくは、どんな時にこの本を読みたくなるか、といったことが書かれてあります。
読書ガイドというよりは、又吉さんのエッセイです。
これが本当におもしろくて!一気に読んでしまいました。
さすが文才がある人は違いますね~~~日常でおこった自分の体験を、あんなにふくらませて文章にできるなんて!
又吉さんがどんな少年時代を過ごしてきたのか、どんな思考回路なのかを垣間見れたような気がします。と同時に、あ~~だからこういう本が好きなんだな、ということも。

紹介された本の中には、私の好きな本もありましたが、ほとんどが知らない本ばかり。
気になった作品は、しっかりメモして、是非読んでみたいと思います。
これを機会に本の選択肢が広がるかな?
あ、そうそう芥川賞受賞作品『火花』も読んでみたいと思っています。

そして、同時に借りたのが(図書館の同じ書架にあった)新潮文庫の文豪ナビ山本周五郎です。
本の表紙に、乾いた心もしっとり。涙と笑いのツボ押し名人。とあります。
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本の中身は、周五郎作品の簡単な紹介や、作品の要約。齋藤孝さんによる声に出して読みたい山本周五郎など、「もっと周五郎作品を読みたい」と思わせてくれる内容になっています。

山本周五郎の作品にあるのは、人情、生きることの哀しさや切なさ、なんですよね。
生きていれば、辛いことや哀しいことがたくさんある、そうそう辛いよね、と本の中の登場人物にいつしか自分の人生を重ねたりします。でも、読み終わったとき、ただ哀しいままで終わるんじゃなくて、「よし、こうやって生きてみよう」と、前向きな気持ちになれたりします。
そして、どんな登場人物に対しても、作者の温かい眼差しが向けられていることを感じることができます。そして、それが読み手にも伝わってくるのです。


たまには、小説以外の、こういう本を読むのもいいものですね♪

No Subject * by おんだなみ
又吉さん、華々しい作家デビューと言う事もあり、
これまでは敬遠していたのですが、いつかは、読んで見たいと
思っています、やっぱり、まずは火花でしょうかね。

山本周五郎の入門書みたいなものですか?
greenさんが、紹介してくれていた「昔も~」を読んでから
お気に入り作家になりました。
改めて、魅力を確認する為にも、読んで見たいです。

Re: No Subject * by green
おんだなみさん、私も実は又吉さんの花火、敬遠してました。
が、読まず嫌いは良くないかな~~と思い、是非読んでみようと思っています。
文豪ナビ、今回初めて読んでみましたが、入門書、指南書のようなものでしょうか・・
作家のことをより深く知れる機会になるかと思います。

No Subject * by はなまめ
又吉さんはNHK Eテレの以前の経済学番組や、今やっているヘウレーカで好きになりました。番組内で時々本の話もされるので、どんな本がお好きなのか興味があります。本の紹介ではなく、ご自分の体験と重ねて書けるのはさすが作家さんですね。私もこの本を読んでみたくなりました。

Re: No Subject * by green
はなまめさん、ヘウレーカ、とても気になってはいるのですが、まだ見たことがありません。
今度見てみようと思います。書く文章も、実際のおしゃべりも、おもしろい方ですよね。

2020-01-30 (Thu)

『他人の顔』 安部公房

『他人の顔』 安部公房

ある日の夕刊記事・・社会で起きている問題や話題になっていることなどを、それに関連する本を紹介しながら掘り下げていく、というコーナーがあるのですが、この日取り上げられたのは、顔の症状をめぐる苦悩(いま「見た目問題」と言われています)、そして紹介されたのが、安部公房の『他人の顔』でした。本の内容 実験中に液体空気が爆発し、顔に損傷を負った主人公は「顔とは何か」と自問自答を繰り返しながら、自作の仮面をか...

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ある日の夕刊記事・・
社会で起きている問題や話題になっていることなどを、それに関連する本を紹介しながら掘り下げていく、というコーナーがあるのですが、この日取り上げられたのは、顔の症状をめぐる苦悩(いま「見た目問題」と言われています)、そして紹介されたのが、安部公房の『他人の顔』でした。
P1013173.jpg
本の内容 実験中に液体空気が爆発し、顔に損傷を負った主人公は「顔とは何か」と自問自答を繰り返しながら、自作の仮面をかぶり「他人の象徴」である妻を誘惑する。素顔の自分、妻との「三角関係」に苦しむが、妻は仮面の正体を見破っていた。  <新聞に掲載されていた紹介文>

この紹介文を読み、興味本位で読み始めました・・・が、安部公房の言葉、文章の力強さに、はなから圧倒されっぱなし、振り回されっぱなしでした。
そして、安部公房の巧みな比喩表現により主人公の苦悩、孤独感がひしひしと伝わってくるのでした。

主人公は、顔なんて体の器官にすぎない、と強がって見せながらも、顔を失ったことで他人との通路が閉ざされてしまったことにひとり苦しみます。
愛想の壁でさえぎられてぼくはいつも完全に孤独だった<本文より>
苦悩を断ち切れない自分がやりきれない<本文より>

抱えている苦しみを誰かと共有することで、救われたり、気持ちが楽になるってことありますよね。
主人公にはそれが全くなくて、顔を失ったことで、妻にも拒否されてしまうんですね。多分妻からの拒否が主人公を完全な孤独に追いやったような気がします。

ぼくの苦しみは他人と共有し合える要素が全く欠けている<本文より>

主人公は、人種差別問題は社会問題になりえても、自分の苦しみは個人の問題にとどまるしかないと嘆きます。

確かに顔って、身体的な器官にすぎないのだけれど、でも、私たちは「顔」を通して人と関わろうとしますよね。顔の表情からその人の心情を読み取ったり察したりします。
主人公は「他人との通路を回復する」ために仮面をつくるわけですが、顔がないと他人と通じ合えないのかな、とか、じゃあ目の不自由な人は?とか、整形してすっかり顔が変わってしまった人はそのことで人との関わり方や内面が変わったりするのかな?とか、いろいろと考えてしまいました。

そして、実際、顔の症状のために苦しんでいる人たちもいるわけです。
いま「見た目問題」とも言われています。
多くの人が「そういう苦しみの中にいる人もいる」という認識をもつことで、個人的な問題にととまるのではなく、社会の問題となれば、苦しんでいる人たちの状況を少しは変えることができるのかな・・と考えました。

小説ですが・・・途中、かなりくどい部分があり、また文章表現が難解で、私の頭の中は何度も「?」となりましたが、読み終えて、またすぐに最初から読みたくなり、2度立て続けに読みました。

とにかく比喩表現が秀逸です。
時折「?」という表現もありましたが・・
例えば、「水にひたした兎の皮のようなしなやかな指先」(←これは妻の指を表現したもの)
「ぼくの心は、生干しのいかの身のように、べろりと、冷たく、塩辛かった」(←どんな心??)

とにかく、いろいろなことを考えさせられた小説でした。

最初の入り口 * by おんだなみ
普段、顔について、深く考える事はありませんが、
人との関係の、最初の入り口と考えると、
とても深いモノがありますね。
特に初対面の相手には、顔から色んな情報を収集しようと
するでしょうから。
もし、自分の顔が、何かの事故や病気で大きく変化してしまったら、
それまでの自分で居られるのか?
等と、色々と考えてしまいます。
この小説、かなり興味がありますが、結構手強そうです。

Re: 最初の入り口 * by green
そうなんですよ。いろいろと考えさせられる小説でした。
でも、実際顔の症状で苦しんでいる人もいらっしゃるんですよね。

読みごたえはありますが、かなり手ごわいのは確かです!

2020-01-09 (Thu)

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ(82년생 김지영  조남주)ここ最近韓国の小説の日本語翻訳版がかなり出版されるようになりましたね。その代表作がこの『82年生まれ、キム・ジヨン』ではないでしょうか。日本でもこの小説に共感する女性が多いとかで、メディアでもよく取り上げられていました。この本は、韓国語教室の先生からお借りしたもので、今回は韓国版原書で読みました。この本、小説、となってますが、...

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『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ
(82년생 김지영  조남주)

ここ最近韓国の小説の日本語翻訳版がかなり出版されるようになりましたね。その代表作がこの『82年生まれ、キム・ジヨン』ではないでしょうか。
日本でもこの小説に共感する女性が多いとかで、メディアでもよく取り上げられていました。
P1013179.jpg
この本は、韓国語教室の先生からお借りしたもので、今回は韓国版原書で読みました。
この本、小説、となってますが、小説というよりは、ドキュメンタリーを読んでいるようで、そのせいか、文学的な複雑な表現が少なく、韓国語学習者にもわりと読みやすい本でした。

さてさて感想ですが・・・確かに共感できる部分もあるけど、すべてに共感できる、とは言えないかな・・
以前韓国語教室に一時臨時で教えに来ていた先生がこの本の話をしていたのですが、(この先生は女性でおそらく30代でキム・ジヨンと同年代、日本人男性と結婚していて、子ども無し)この本にはあまり共感できないと言っていました。主人公のキム・ジヨンが感じた「差別」をそんなに感じたことがないからだそうです。その先生のご両親が男女で差別をするような両親ではなかったらしく、先生と、先生の弟を差別することなく、金銭的にも教育の面でも、弟と同等だったそうです。ただ、親戚の集まりなんかがあるとき、男性陣は食べたり飲んだり騒いでいる一方で、女性陣ばかりが料理作ったり皿洗いをしたりして、いとこのお兄ちゃんたちは男性陣と一緒になって食べているのに、女の子だけが手伝いをさせられるのは、納得がいかなかったそうです(笑)

まず、日本と韓国では社会背景に違いがありますよね。
キム・ジヨンは、上から2番目の子どもで、上に姉がいます。つまりお母さんは女の子をふたり続けて産んだわけです。そして、3番目の子どもを妊娠し、女の子だとわかった時点でお母さんは中絶の手術を決めます。1980年代、女の子だからという理由での中絶手術が公然と行われていたそうで、その当時、3番目の子どもの男女比率は、男子が女子の2倍だったとか・・・・

そういう社会背景の中で、キム・ジヨンは「女性」であることの生きづらさを、様々な場面で感じることになります。子どもの時だけでなく、結婚して子どもができて育児をするようになってもです。

ただ、私個人は、幸いにも(といっていいのかわかりませんが)女性であることで特別差別を受けた、という意識があまりないんですね。(鈍感なのかしら)

キム・ジヨンは結婚しても仕事を続け、そして妊娠します。子どもができたことを素直に喜びたくても、それ以上の不安がジヨンを襲います。子どもを産んだ後も仕事を続けられるのかどうか・・
夫が言います「俺が手伝うから、おむつも替えるし、ミルクもあげるし、洗濯もするからさ」
「失うものばかり考えるんじゃなくて得るものを考えようよ。親になるってとても意味のあることだし。もし子どもを預けるところがなくて、君が仕事をやめるようなことになっても、俺が責任とるから。君に働けなんて言わないよ」
ジヨンが言います。「じゃあ、あなたが失うものは何なの」「私は今の若さや健康、仕事、同僚、友達といった社会的ネットワークも計画も未来もすべて失うかもしれないのに」

確かに子どもを産むことで多くのことが失われますよね。でも、それってある程度は仕方のないことではないかと・・・ただ、男性は失うものがなくて、女性ばかりが失う、ってのはやっぱり問題ですけど・・・ その失うものの差が、今後縮まっていくようにするためには、やっぱり人々の意識や社会のシステムを変えていく必要があるのでしょう。

男性が育児を「手伝う」のはおかしい!育児は親として当然するべきことなのに、「手伝う」ってどういうこと!って怒っている人がいました。確かにそうですけど、私としては、「手伝うよ」って言ってくれるだけでもありがたいです(笑)(←こういう私の意識も問題なのかも)

私を含め、私の周りの女性は、妊娠出産で仕事を一時辞め、慣れない育児にあたふたして、それでもママ友と情報交換しながらなんとか育児を頑張り、子どもがある程度大きくなったら、パートやアルバイトで働いて・・・そういう人が多いです。あ、もちろん妊娠出産しても、育樹休業を取得してその後仕事に復帰してフルで働いている女性もいます。かなり大変だと思います。相当の覚悟とそれないの環境が必要になると思います。私にはその覚悟がなく仕事を辞めました。でも、別に後悔はしてないですよ。

どんな生き方であっても、その人がいいと思える生き方ができる社会になることが一番ですけどね。

最後に・・・確かに女性であることの生きづらさ、あるかもしれませんが、それは男性にも言えることですよね。「男なんだから」「男はこうでなくっちゃ」みたいな意識、まだ根強く残っていると思うんです。男性にも生きづらさ、ありますよね。
書店で * by おんだなみ
書店でもよく見掛けます、アマゾンの評価も高いし。

性差による生き辛さは、状況は変われど、世界中にあるでしょう、
日本や韓国に比べ、酷い性差がある国も多いのではないでしょうか。
だから、我慢しなさいと言う訳ではないですが、

ただ、この主人公ジヨンの「じゃあ、あなたが失うものは何なの」や
他の発言に、自分だけが「割を食ってる感」が強すぎて、
何だかなぁ~と思いました。

自分が子供の頃、家に帰ると母が居る事が、ホッと出来たのですが
今の時代は、難しいのでしょうね。

Re: 書店で * by green
おんだなみさん、そうなんですよ~~~
言いたいことはわかるんだけど「なんだかな~~」というもやもや感は拭えないんですよね。
確かにそういう生きづらさはあるかもしれないけど、生きて行かなきゃならないんだし、
嘆いてばかりでは・・・という気持ちになってしまうのです。

No Subject * by greengreen
話題になっている本ですね。私も気になっていました。原書で読める語学力があるなんてすごい!韓国語の勉強をずっと続けておられるのですね。

20代の頃、韓国人の友人が多くいたのですが、当時の感覚では韓国の男女観って日本より一世代古い感じがしていました。日本より更に更にコンサバな感じです。日本社会と同じく今は随分変わったと思いますが、80年代に生まれた著者であっても男尊女卑社会に閉塞感を感じている?人がいるのですね。記事の中の夫の言葉を読んで、結婚しても男性に女性があわせることを前提にした価値観、人生観が男性たちの間では依然として揺るがないことに彼女はいら立ちを感じているのではないかと思いました。greenさんが仰るように、誰もがいいと思える生き方、100%ではないにしてもそれに近い選択ができる世の中が一番だと思います。(*^-^*)

本を読んでないのでずれた意見かもしれないのですが・・日本もまだまだ男性優位の社会であるように感じます。都会よりも田舎にいるとそれをじんじん感じます。10年以上前でしたが欧米人の男性にある街を案内していた時、通りかかったレストランで「レディースプラン」の表示があったんですね。女性だけ特別価格、デザートつきます、みたいなのです。これをみて彼は「なぜ女性だけ優遇されるのか、男性に対する差別じゃないか」って結構本気で怒っててびっくりしたんです。私はそれまでレディースセットをみてもなんとも思わなかったけれど、考えてみたら、こういうのって普段男性優位の社会で劣位にいる女性への埋め合わせ的なものかと気づきました。観察していると、世間の女性の管理職推進、役職への女性登用などの動きにもまだまだ男女間に大きな格差があることの表れのように感じてます・・・(;'∀') 

greengreenさん * by green
今日、この本を先生にお返ししました。それで、先生はこの本をどう思われたのか聞いてみたのですが、
先生も「共感できない」「私にはこんな経験がない」とおっしゃいました。先生は77年生まれで主人公よりも5歳年上なのです。
先生は、映画もご覧になったそうですが、内容に偏りがあって「腹が立った」とおっしゃってました。
確かに目に見えない差別、直接的でないにしても何気ない言葉で人を傷つける人、まだまだいるんだと思いますが、主人公のジヨンには不幸な出来事が多すぎるような気がします。先生は自分の母親の世代の話を聞いてるようだと言いました。

とはいっても・・根強い男女役割意識、まだありますよね。男性比率がまだまだ高い職業もたくさんあります。
男性と女性で受けられるサービスに違いがあるのも、確かに??かもしれませんね。