今日と明日は、私達が住んでいる地区の夏祭りです。
今日はその行事の一環として、親子映画上映会がありました。
上映作品は「あらしのよるに」です。
ご存知の方も多いと思いますが、これはきむらゆういちさんの絵本が原作です。
きむらゆういちさんといえば、赤ちゃんの遊び絵本シリーズが有名ですよね。
私も長男にはじめて買ってあげた絵本が「ごあいさつあそび」でした。
もう、ぼろぼろになるほど何度も何度も読んであげました。このシリーズは4冊くらい買ってあげたかな。どれも子供のお気に入りでした。
地区センターの体育館に座っての上映会。子供の頃は、小学校の体育館で、よく映画上映会を
やってて、いつも見に行ってたなあ、なんてちょっぴり懐かしくなりました。
おおかみの「がぶ」とやぎの「めい」は、あるあらしの夜に、雨宿りのために入った、古い小屋で
出会います。だけど、真っ暗なので、お互い相手がおおかみ、そしてやぎであることに気がつきません。
少しずつ話をしていくうちに、お互い気が合うことがわかり、明日晴れたら一緒にごはんを食べようと
約束します。あいことばは「あらしのよるに」。そして次の日、その小屋にふたたびやってきた
ふたりは・・・
絵本の「あらしのよるに」は、ここでお話が終わっていました。さて、ふたりはどうしたでしょうね?
というくくりで。
映画はその後の話が描かれています。
やぎとおおかみ、というふうに考えると、それは喰われるもの、喰うものの関係になってしまいます。
だけど、「がぶ」と「めい」はいっぴきの動物として、友達になりました。
ときどき「がぶ」は「めい」がおいしそうなやぎに見えてしまうことがあります。
だけど、それ以上に「めい」のことが大好きになってしまっていたのでした。
いくつかの困難が2匹を襲いますが、最後はハッピーエンドでした。
私は、どちらかが自分を犠牲にして相手の命を助けるのでは・・と想像していましたが、
やはり子供が見ることもあってか、どちらも命を落とさず、ふたりは仲良しのままでした。
途中、なぜか「がぶ」が記憶喪失になります。(まるで韓国ドラマ?)「めい」のことを忘れて
しまって「めい」をおいしいえさとして食べようとします。このシーンあたりから、私の隣に
いた小学校1,2年生くらいの女の子が号泣し始めました。優しかった「がぶ」が急変しちゃったから
でしょうか。感受性が強いんでしょうね。
うちの子達に感想を聞くと、長男は「ちょっと泣きそうになった」と言ってました。次男にはちょっと
難しかったようで「少しこわかった」と言ってました。実際おおかみがやぎを襲うシーンになると
私の腕にぎゅーっとつかまってましたから。
国と国、宗教と宗教、こういったことの違いで、世界ではいくつもの争いごとが絶えません。
でも、そういうくくりをとっぱらってしまって、ひとりの人間と人間として向き合うことができれば、
世界は、もっと平和になれるかな・・なんて思ってしまいました。
映画上映会のあと、なんと志茂田景樹さんの「読み聞かせ会」があったのです。
志茂田さんは、子供に絵本を読み聞かせることのすばらしさを伝えるために、日本全国を回られてる
そうです。お洋服は相変わらず派手でしたよ~ピンクの短パンにピンクのハイソックス。なんだか変な模様のTシャツにウエストポーチ。髪も前髪がピンクでした。
フルートの生演奏をバックに、志茂田さんは体全体でおはなしを聞かせてくれました。
すごくよかったですよ。
明日は子供みこしをかつぎ、夕方には各自治体の模擬店が多数開店し、夜はお楽しみの花火大会!
一応1000発上がるんです。結構みごたえあるんですよ。
子供達も楽しみにしてます!どうか雨がふりませんように!