今クールで私が観ていたドラマは、「夜行観覧車」と「カラマーゾフの兄弟」の2本でした。どちらも、見応えのある骨太な作品でした。 今日は「夜行観覧車」について・・・・ 最初は、ミステリー色が強いのかな・・という印象でしたが、夫と妻、母と息子、母と娘、つまり、家族のつながり、その危うさのようなものを見せつけられる様で、どんどん引き込まれてしまいました。人間、心のバランスを保つために、自分の心が傷...
どちらも、見応えのある骨太な作品でした。
夫と妻、母と息子、母と娘、つまり、家族のつながり、その危うさのようなものを
見せつけられる様で、どんどん引き込まれてしまいました。
人間、心のバランスを保つために、自分の心が傷つかないように、いろいろな手段をとるものです。
意図して・・・という場合もあるでしょうけど、自分を守るための手段を自分で気づかないうちに
いろんな形でとるのです。
守ろうとした。
真司くんも、親の期待のプレッシャーにつぶれそうになっても、バスケに没頭することで本当の自分を
取り戻していた。
いい妻、いい母親を目指すことに一生懸命すぎて・・真面目すぎて・・・
強すぎちゃうと、壊れる時、一気に粉々に壊れちゃうんだよね。
真弓さんともう少し早く出会っていれば、カップラーメン食べながら
バカ話して大笑いして、愚痴ったり、悩みを打ち明けあったりできていれば、
あんなことにはならなかっただろうにね。
だからって、殺人までに至っちゃうかな~~~そこが、ちょっとしっくりこなかった。
殺人の9割(8割だったかな?)衝動殺人って言ってたけど、
ちゃんと理性がそなわっていた(と私は見た)淳子さんが、衝動で
人を、しかも自分の夫をあんなふうにできるかな~~~
中学生の息子を持つ母としては、見ていて、身につまされるものがありました。
最後の真弓さんの言葉に、「あなたの家で起きたことは、私の家でも起きていたかもしれない」
ってあったけど、ほんとうにそう。
いつ家族の平和が壊れてしまうかわからない。
だけど、家族だから、逃げることはできないし、
家族だからこそ、真弓さんみたいに、手探りでも何でも
逃げずにぶつかっていかなきゃいけない。
「太い枝は、折れてしまう」っというのがありました。
人間の心もそうですよね!
あと、発散できる居場所も必要なんですね~!
この記事を読んで、息子が家で、少々ダメでも、許せる気になりました(^_^;)
ジャニーズの人だとは全く知らずに見てました。
100%役者さんでしたよ~~~すごくよかったです。
そうだね~~よそで悪いことしてて、親の前ではいい子、ていうよりもよっぽどいいよね。
お母さんへの悪態は、「助けて」という信号かもしれないし、甘えかもしれないし・・・・
私には、おバカなことを言い合って笑える友達もいるし、夢中になれる歌手もいるし、そういうものが私の心の支えになっていると思います。
原作を読むと、さらに深く考えられるのかも・・・・
柳のようにしなれる強さ、必要ですよね!
そんなことを思い出しながらドラマを観てました。
AIの主題歌も印象に残っています。
最終回にちょこっと出てましたね。^^
Tatsuさんが家のガラスを割るなんて、ちょっと想像できません^^;
うちの子にも、もしかしてどこか壊されてしまうかも・・・・ですね。
AIの曲、よかったですよね~~ドラマの雰囲気にぴったりでした。
“友だちとの関係で苦しんでいる心を、家で暴れてお母さんに悪態をつくことで、守ろうとした”
というのを読んで、まさに友達の娘ちゃんを思い出しました!
友達にはすごく気を使って、どんな時でも我慢して笑顔で付き合っていた子なんやけど、家では、お母さんに対してすごかったんです。お母さんがすごく悩んでいて、いつも話を聞いてたんですが、
いつも、「母親にだけは甘えれるんやで。」「学校でのストレスのせいやから。」「外で発散して家でいい子よりずっといいから。」と、ほんまに思って、そう言ってました。
この記事を読んで、そういう子ってやっぱりいてるんや!と思い、他人事ながら、なんだかホッとしました(*^^*)
人間は、何か自分を守るものが必要なんですよねぇ。それを見つけられるか、見つからないかが、すごく大きな人生の鍵のような気がします。