緑の光線

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2016-03-22 (Tue)

『訴訟』  カフカ

『訴訟』  カフカ

『訴訟』    カフカ   以前、『審判』についての記事を書きましたが、今回は、光文社古典新訳文庫より出版されている、丘沢静也 訳の 『訴訟』です。「審判」って、言葉の響きが重いですよね。「審判が下される」みたいに、結論が決まってしまう、運命が定まってしまうような・・・「訴訟」は、原題に忠実なタイトルになっているようで、なるほど、主人公Kに起きた「訴訟」が、どう進行していくのか、その過程、というイ...

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『訴訟』    カフカ   


以前、『審判』についての記事を書きましたが、
今回は、光文社古典新訳文庫より出版されている、
丘沢静也 訳の 『訴訟』です。

「審判」って、言葉の響きが重いですよね。
「審判が下される」みたいに、結論が決まってしまう、
運命が定まってしまうような・・・

「訴訟」は、原題に忠実なタイトルになっているようで、
なるほど、主人公Kに起きた「訴訟」が、どう進行していくのか、その過程、というイメージがわきます。

とはいえ、「恐ろしさ」「不気味さ」は変わりません。
ただ、丘沢静也氏の訳のほうが、日本語が柔らかく、
たとえば、会話文では、「~~しちゃう」とか、「~~しちゃったもんだから」みたいな表現が使われていて、
硬いイメージの登場人物が、ぐっと身近になったような気がします。

それにしても、同じ作品を(今回、訳者が違いますが)2回続けて読むと、さすがに理解が深まりますね。
最初に読んだときには気が付かなかったような点にも気が付けたりして。

主人公Kを漢字に例えると、「哀」のような気がします。
すっごく恥ずかしい思いをして、それをみんなにみられてしまって、「やだな~~失敗しちゃった」って
照れ隠しで笑顔を見せつつも、目には涙がにじんでいて、笑顔もひきつってるみたいな・・・

逮捕されたって言ったって、法律なんて全く存在してなくて、
とにかく、事態がよくなるよう努力してないと(努力っていう言葉が合っているかどうかわかりませんが)
今よりもどんどん悪くなるよ~~って周りからプレッシャーかけられる。
だから、理屈も根拠もないのに、いろんなものにすがってみる、
だけど、目に見える結果が全然得られない。
なんだか蟻地獄のよう・・・・

そして最後の「終わり」の章(主人公Kが処刑される)では、

「『犬みたいだ!』と、Kは言った。恥ずかしさだけが生き残るような気がした。」

という文章で締めくくられています。

犬みたいに処刑されながらも、恥ずかしさだけが生き残る、という思いを抱きながら死んでいくのです。

まさしく「哀」じゃありませんか・・・・

この「恥ずかしさ」って何だろう・・・・
もうちょっといろいろ手をつくして頑張るべきだったという、反省の気持ち?
自分の周りにいる人々、特にビュルストナー嬢に対する恥ずかしさ?卑屈な感情?
いろんなものが混ざり合ってるのかな・・・・

とにかく不気味な恐ろしさにはまってしまう作品です。





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2016-03-10 (Thu)

息子が描いた自画像。

息子が描いた自画像。

我が家の下の息子、ただいま中学一年生。小さい頃から絵を描くのが好きでしたが、中学の美術の先生からも、いろいろと褒めてもらえているようで・・・・先日、授業で描いた自画像を持って帰りました。なかなかでしょ?写真ではうまく伝わりませんが、実際の絵を見ると、もっと上手に見えます。本人曰く「ちょっと盛ってる」そうです。うん、たしかに~~~こんなにあごのライン、しゅっとしてないような・・・・自画像の課題の前に...

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我が家の下の息子、ただいま中学一年生。
小さい頃から絵を描くのが好きでしたが、
中学の美術の先生からも、いろいろと褒めてもらえているようで・・・・

先日、授業で描いた自画像を持って帰りました。

なかなかでしょ?
写真ではうまく伝わりませんが、
実際の絵を見ると、
もっと上手に見えます。

本人曰く「ちょっと盛ってる」そうです。
うん、たしかに~~~
こんなにあごのライン、
しゅっとしてないような・・・・




















自画像の課題の前に、木工パズルの制作をしていたそうですが、
うちの息子が一人先に出来上がってしまい、
先生から、自画像を描けと言われて、ひとり自画像を描いていたそう。
みんながようやく自画像をデッサンしているとき、ひとり色塗りをしたそうで、
結局、色塗りまでやったのは、うちの子だけだったみたい。
で、先生もとて褒めてくれたみたいで、職員室でほかの先生に見せた後、
しばらく職員室近くの廊下に貼られていたそうです。

「○○先生から、お前絵うまいな~~」って言われた、と本人も嬉しそう。

お勉強は、いまひとつ
な息子ですが、
自分の得意分野があって、よかった~~~~

親ばかな記事で、たいへん失礼いたしました