昨日最終回となった、TBSドラマ『カルテット』・・・なんだか、心にじわじわしみこんでくるような、すずめちゃん流に言えば、みぞみぞするようなドラマでしたね。今クールの中で、かなりお気に入りのドラマでした。ドラマでありながら、どこか小説を読んでいるような、一度見るだけではもったいなくて、何度も見返し(小説で言えば読み返し)たくなるような作品でした。確か、サウンドトラックとドラマの脚本を視聴者にプレゼント...
昨日最終回となった、TBSドラマ『カルテット』・・・
なんだか、心にじわじわしみこんでくるような、すずめちゃん流に言えば、みぞみぞするようなドラマでしたね。
今クールの中で、かなりお気に入りのドラマでした。
ドラマでありながら、どこか小説を読んでいるような、一度見るだけではもったいなくて、
何度も見返し(小説で言えば読み返し)たくなるような作品でした。
確か、サウンドトラックとドラマの脚本を視聴者にプレゼント、という企画もあったはずですが、
確かに、これは脚本が欲しくなります。
で、誰が脚本を書いているかというと、坂元裕二さんという方、
なんと、あの『東京ラブストーリー』を書いた方なんですね。びっくり!!
何気ないひとつひとつのセリフが、とても意味深いんですよ。
う~~~ん、なるほど~~~~って考えさせられちゃう。
印象に残っているシーン、
確か、まきさんのセリフだったと思いますが、
ドーナツホールカルテットの4人について、誰かに話しているんですけど、
「わたしたちって、駄目な部分でつながってるんです。ここが駄目だよね、あそこが駄目だよね、って・・・」
駄目な部分でつながるって、とっても深くないですか?
好きな人どうしが集まって仲良くなれる、というのも素敵なことですが、
好き、からさらに、駄目な部分をお互いに認め合って、受け入れ合える、そういう人間関係ってなかなか作れないですよね。
実際、カルテットの四人は、いろんな弱さを抱えています。
その弱さ、駄目なところを、ただ批判するのではなく、
そうなんだ、って認めてあげる・・・・だって、その弱さについては、本人が一番わかっていることだから、
批判したって、お互い居心地が悪くなるだけ・・・
最終回の、最後の「パセリ」のシーンもよかったな~~~
から揚げに添えられたパセリ。
パセリが大好物で、パセリをもりもり食べる人はそういない。
誰にも手をつけてもらえず、最後は捨てられてしまう。
でも、パセリがあることで、から揚げが美味しそうに見える、彩りがよくなる。
ものすご~~~く役に立ってるわけじゃないけど、ほんの少しだけ役に立ってる。
そういう、パセリみたいな存在を、認めてあげる。
「パセリがあるね、パセリさんありがとう」って。
そういう気持ちを持つことって、あまり意味がないのかもしれないけど、
やっぱり大事にしたいな~~って思う。
洋服屋さんで、綺麗にたたまれた洋服を見た後、きっと店員さんがたたみ直してくれるんだろうけど、
ぐちゃぐちゃに置くんじゃなくて、軽くたたんで戻すとか、 あ、ちょっと違う?(笑)
「人生ちょろかった~~~」って高笑いしていたアリスちゃんのその後の人生が気になります(笑)
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