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2010-03-08 (Mon)  10:02

消費主体の子どもたち。

なんだか堅苦しいタイトルですみません。。。
今日はちょっと仕事の話。
私は今小論文の添削をしているわけなんですが、
小論文には、テーマ型、課題文型、資料型
というパターンがあります。
課題文型というのは、ある課題文を読んだ上で設問に答えるのですが、
ここで、一番大事になるのが、課題文をきちんと読み取り、理解できてるかどうか、ということになります。

この課題文を読むだけで、かなり勉強になります。

その中で、「う~~~~ん、なるほど」と考えさせられた課題文をひとつ紹介します。

これは、内田樹著、『下流志向ー学ばない子どもたち 働かない若者たち』というタイトルの本からの
抜粋です。

要約すると・・・
今から三十年ぐらい前の子どもたちは、まず家事労働をし、感謝を得、自分を認めてもらうことで
アイデンティティを確立し、そうやって社会的活動を始めた。だが、今の子どもたちは、消費主体
として社会活動を始め、自己を確立することを強いられている。
消費主体として自己を確立した子供たちは、人生のごく初期に金の全能性の経験を持ち、
買う主体の属人的性質は誰からも問われない。どんなものも商品としてとらえ、
価値や有用性が理解できないものは、買う価値がないと判断してしまう。

おうちのお手伝いをする。「ありがとう、助かったわ」と親にほめてもらう。
自分が「家族の一員なのだ」と自覚することができる。家族に自分の存在を認められ、
そうやって、今度は、少しずつ、「社会のメンバーである」ことを自覚していく。

今の子供たちは、こういう過程が抜けてしまって、いきなり「消費者」として社会活動を
始めるというわけです。「消費者」というのは、立派な大人であっても、右も左もわかんないような
小さな子どもであっても、「一人前の消費者」になれちゃうんですね。店員さんから見れば、
たとえ子どもであっても、「立派なお客様」ですから。

この課題文の設問は、「消費主体として自己を確立することについて、あなたの考えを述べなさい」
です。

つまり、労働主体で自己を確立することなく、いきなり消費者として社会参加を始め、
「自分にとって、必要かどうか、役に立つか立たないか」という判断力ばかりを身につけることが、
子どもにどういう影響を与えるのかを、考えさせるのが、この小論文のねらいなのです。
(結構難しいでしょ?)

物事の価値って、お金で測れるものが全てじゃないですよね。
「お金があれば解決できる」もっとひどくなると、「お金払うんだから、これくらいのことしてくれて
当然」みたいな考え方にも結びつきかねないですよね。

お金にはかえられない大事なことが、世の中にはいっぱいあるし、それは人間が社会の中で
生きていく上でも、とても大切なことだったりします。
人を助けてあげたいいとか、社会のためになることをしたいとか、
そういう気持ちが身につくかどうかって、案外子どもの頃の経験が重要だったりするのかも
しれません。

高校生は、どんな気持ちでこの設問に取り組むんだろう・・・
私は、子を持つ親の立場で、いろいろと考えさせられました。

別に子どもがお金を使うことがよくないとは思いません。
そういう勉強も必要です。
だけど、ほんとにほんとに、小さな子どもが、たとえば、おじいちゃんおばあちゃんから
お金をもらって(それも結構な金額だったりして)「好きなもの買いなさい」なんて言われて、
「どれにしようかな~~」と商品を選ぶ・・・そういう光景を想像をすると、
なんだか恐くないですか?


<この記事は、しばらくした後、削除しちゃうと思います。>
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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by 龍香
わがやはお兄ちゃんは別として、した二人はお手伝いするとおこづかいっていうことにしてます。

これもね、いいなぁ~って思うときと、もらえないとやらないの?っていうときとあるから善し悪しかなぁって思いつつ。でも欲しいものすぐ買ってもらって、おこづかいももらってっていうよりはいいかな?って思ってます。お年玉とかは別ですが。

ただ働いてお金を稼ぐってことだけじゃなくて、その仕事をする意味を自分なりに掘り下げて考えて、何かそれが社会貢献できることならすばらしいし、金銭的に誰かを養っていくだけじゃなくてそれでその人たちが幸せにくらせたりってことも考えれるようになるといいなぁ。

お店にくるお客さんでも「お金払うんだから」って言う人もいるけど、でも働いているこちらもただものを提供するだけじゃなくて気持ちも良くお店から帰って欲しいなぁと思ってます。金銭的なやり取りだけじゃ世の中成り立っていかないのよぉ~って子供たちにもわかってほしいよね~♪

ってことを論文で書けって言われると私は無理だなぁ。。^^;

記事を削除するときコメも消しちゃうことお気になさらずに~♪(^^)

No title * by うーこ
うちの娘の友達を見ていても、おばあちゃんからは けっこうな額のおこづかいを常にもらい、いつでもお金持ち。
なのに、欲しいものがあると親が買ってあげて、親が買ってくれない物は、おばあちゃんからのおこづかいで買ってしまう という我慢知らずな状態が、多いです。

そして家の手伝いはおろか、自分の体操服すらたたまず、上靴すら洗ったことがない子が多数です。

そんな風に、何もしたことがないくせ、携帯は早くから持ってたり。。

でも、親だって、ほんまは あかんってこと、わかってるんじゃないんかなぁ??(ほんまに、感覚の違う人もいてるのかもしれんけど…)
ゲームでも携帯でも、“買いたくないけど、みんなが持ってるから、しょうがない”“そういう時代やから”と買い与える人が、けっこう周りにいてて。。

でも、私は思うんやけど、ほんまに親が“嫌や”と思ってるなら、まずは 自分も含め、すべての親が周りに流されず、そのポリシーを貫いたら いいんちゃうかなぁ~。
そしたら、世の中だって、変わるかもしれへんのに…

No title * by green
ママさん、あっそうだね、記事を削除するとコメントも削除されるんだ・・・気がつかなかったよ~~
削除ではなくて、非公開にすればいいのかな?
一応ある企業が作った問題をそのままのせてるので、おおっぴらにするのはやめといた方がいいのかなって思ったのよ^^;
そうそう、金銭的なやりとりだけじゃない、そうなのよね。
今、「お金払ったんだから、これくらいのことしてもらって当然」みたいな考え方をする人がいるでしょ?何か大事なものがぬけてる・・って思うよね。やっぱりそういうのって、子どもの頃の体験が少なからず影響するのかなって、今回強く感じたんです。
私、お金を使う勉強なんて、一番最後でいいと思ってます。
経済感覚を身につけさせたいから、早いうちからお小遣い与えてお小遣い帳つけさせて・・確かにそれも大事。
だけど、そんなことよりも、社会のしくみとか、人を思いやる心とか、そういうことを知るための経験をたくさん積んだ方がいいと思うのです。

No title * by green
うーこさん、今の子供って、金持ちだよね。
普通にお店で買い物してるもんね。
↑のコメント欄にも書いたんだけど、お金を使うことを覚えるのは、
最後の最後でいいと思うんです。早い時期から「お金を使う快感」を覚えていいものだろうかと・・・
買い物は楽しいでしょ?快感でしょ?その快感を小さな子どもが覚えちゃったらどうなるんだろう??って私はそれがとても心配なんです。ごくたま~~にだったらいいと思うのですが。年に一度のお祭りの時とかね(笑)
うん、流されてるお母さん多い。「みんな持ってるのに、うちの子だけ持ってなかったら可哀想でしょ?」ってセリフよく聞きます。
各家庭で、親子でじっくり話し合って、「買う」「買わない」を決めるのが一番いいと思います。それから、親が自分の考えを変えないことですよね~~~親がふらふらしてるのは、子どもにもよい影響を与えないような気がします。

No title * by kinaco
うーむ。。。頭も耳も痛いです。。 やっぱり親次第ですね、特に子供が小さいうちは。消費主体の子供達を作り上げているのは消費主体の今の大人たちですからね。。。
お金を使うというのはすごく楽しいことであって、すごく楽で簡単なこと。今の子供達は、楽で簡単な情報に囲まれているので、あえて
、そういったコトはgreenさんの考えに賛成で、あとでいいことと思います。だけどそういった今の時代の中、あえて、時間のかかることや簡単にしてほしくないことや簡単に覚えてほしくないことをチョイスして、あえて、伝えていくことって、すごく、労力と時間がかかりますね。。あえて、あえてって何度も使いましたが・・・難しい・・でも日常的な大事な課題と思います!

No title * by green
kinacoさん、今は少子化だし、子ども達は簡単にお金が手に入る状況にあって、どうしても消費主体になりがち・・・
そこで、どうやって、その「時間がかかること」「簡単にはいかないこと」を子どもどう伝えるか、というのは、やっぱり親次第ですよね。賢い消費者になる勉強なんて、あとのあとでいいと思うんです。
ていうか、わざわざそんな勉強しなくたって、もっと他にしておかなければいけない体験をたくさん積み重ねていけば、「お金が全て」みたいな人間にはならないし、自然とお金のありがたみや、労働することの尊さみたいなのが身につくんじゃないかなと、思います。

No title * by peechan
今から30年前…私は兄と姉のお世話が大変?な母に代わり、自分でも出来る家事をしていたなぁ。。と思い出しました。家族の中で、母が大変だから私が頑張る!私がやらなくちゃ!って思ってました。
洗濯物を入れてたたたむ、子供みんなの靴を洗う、お庭の水撒き、、、。母が私を頼りにしているということがうれしかった。それでお小遣いがもらえることはなかった。。。
今、自分が母になり、娘に何か頼むと、『いくらくれる?』なんて言われて愕然としたことがあります。
そうじゃないでしょ~。
そういう時代になってしまったのか、私たち親がそうしてしまったのか、、、
ココでは言い尽くせないけれど、
深く考えさせられます。
greenさんありがと~~。

なんか何かいてるのか分からなくなってきちゃったよ!

No title * by green
Peeさんが子どもの頃にやっていたこと、家族のために何かをする。人のためになることをすること自体に喜びを感じる・・
こういう経験、今の子たち、出来てるかな・・あんまりできてないよね。
確かに時代のせいもあるよね。親のせいもあるあと思う。
私もよくわかんないんだけど、ただ「このままじゃいけない」って
思うよね。なんとかして、悪い方向に流れていくのを、とめなきゃって。
Peeさん、こちらこそ、いろいろと考えてくれてありがとう♪

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No title

わがやはお兄ちゃんは別として、した二人はお手伝いするとおこづかいっていうことにしてます。

これもね、いいなぁ~って思うときと、もらえないとやらないの?っていうときとあるから善し悪しかなぁって思いつつ。でも欲しいものすぐ買ってもらって、おこづかいももらってっていうよりはいいかな?って思ってます。お年玉とかは別ですが。

ただ働いてお金を稼ぐってことだけじゃなくて、その仕事をする意味を自分なりに掘り下げて考えて、何かそれが社会貢献できることならすばらしいし、金銭的に誰かを養っていくだけじゃなくてそれでその人たちが幸せにくらせたりってことも考えれるようになるといいなぁ。

お店にくるお客さんでも「お金払うんだから」って言う人もいるけど、でも働いているこちらもただものを提供するだけじゃなくて気持ちも良くお店から帰って欲しいなぁと思ってます。金銭的なやり取りだけじゃ世の中成り立っていかないのよぉ~って子供たちにもわかってほしいよね~♪

ってことを論文で書けって言われると私は無理だなぁ。。^^;

記事を削除するときコメも消しちゃうことお気になさらずに~♪(^^)
2010-03-08-12:35 * 龍香 [ 編集 ]

No title

うちの娘の友達を見ていても、おばあちゃんからは けっこうな額のおこづかいを常にもらい、いつでもお金持ち。
なのに、欲しいものがあると親が買ってあげて、親が買ってくれない物は、おばあちゃんからのおこづかいで買ってしまう という我慢知らずな状態が、多いです。

そして家の手伝いはおろか、自分の体操服すらたたまず、上靴すら洗ったことがない子が多数です。

そんな風に、何もしたことがないくせ、携帯は早くから持ってたり。。

でも、親だって、ほんまは あかんってこと、わかってるんじゃないんかなぁ??(ほんまに、感覚の違う人もいてるのかもしれんけど…)
ゲームでも携帯でも、“買いたくないけど、みんなが持ってるから、しょうがない”“そういう時代やから”と買い与える人が、けっこう周りにいてて。。

でも、私は思うんやけど、ほんまに親が“嫌や”と思ってるなら、まずは 自分も含め、すべての親が周りに流されず、そのポリシーを貫いたら いいんちゃうかなぁ~。
そしたら、世の中だって、変わるかもしれへんのに…
2010-03-08-17:24 * うーこ [ 編集 ]

No title

ママさん、あっそうだね、記事を削除するとコメントも削除されるんだ・・・気がつかなかったよ~~
削除ではなくて、非公開にすればいいのかな?
一応ある企業が作った問題をそのままのせてるので、おおっぴらにするのはやめといた方がいいのかなって思ったのよ^^;
そうそう、金銭的なやりとりだけじゃない、そうなのよね。
今、「お金払ったんだから、これくらいのことしてもらって当然」みたいな考え方をする人がいるでしょ?何か大事なものがぬけてる・・って思うよね。やっぱりそういうのって、子どもの頃の体験が少なからず影響するのかなって、今回強く感じたんです。
私、お金を使う勉強なんて、一番最後でいいと思ってます。
経済感覚を身につけさせたいから、早いうちからお小遣い与えてお小遣い帳つけさせて・・確かにそれも大事。
だけど、そんなことよりも、社会のしくみとか、人を思いやる心とか、そういうことを知るための経験をたくさん積んだ方がいいと思うのです。
2010-03-08-21:44 * green [ 編集 ]

No title

うーこさん、今の子供って、金持ちだよね。
普通にお店で買い物してるもんね。
↑のコメント欄にも書いたんだけど、お金を使うことを覚えるのは、
最後の最後でいいと思うんです。早い時期から「お金を使う快感」を覚えていいものだろうかと・・・
買い物は楽しいでしょ?快感でしょ?その快感を小さな子どもが覚えちゃったらどうなるんだろう??って私はそれがとても心配なんです。ごくたま~~にだったらいいと思うのですが。年に一度のお祭りの時とかね(笑)
うん、流されてるお母さん多い。「みんな持ってるのに、うちの子だけ持ってなかったら可哀想でしょ?」ってセリフよく聞きます。
各家庭で、親子でじっくり話し合って、「買う」「買わない」を決めるのが一番いいと思います。それから、親が自分の考えを変えないことですよね~~~親がふらふらしてるのは、子どもにもよい影響を与えないような気がします。
2010-03-08-21:52 * green [ 編集 ]

No title

うーむ。。。頭も耳も痛いです。。 やっぱり親次第ですね、特に子供が小さいうちは。消費主体の子供達を作り上げているのは消費主体の今の大人たちですからね。。。
お金を使うというのはすごく楽しいことであって、すごく楽で簡単なこと。今の子供達は、楽で簡単な情報に囲まれているので、あえて
、そういったコトはgreenさんの考えに賛成で、あとでいいことと思います。だけどそういった今の時代の中、あえて、時間のかかることや簡単にしてほしくないことや簡単に覚えてほしくないことをチョイスして、あえて、伝えていくことって、すごく、労力と時間がかかりますね。。あえて、あえてって何度も使いましたが・・・難しい・・でも日常的な大事な課題と思います!
2010-03-10-21:40 * kinaco [ 編集 ]

No title

kinacoさん、今は少子化だし、子ども達は簡単にお金が手に入る状況にあって、どうしても消費主体になりがち・・・
そこで、どうやって、その「時間がかかること」「簡単にはいかないこと」を子どもどう伝えるか、というのは、やっぱり親次第ですよね。賢い消費者になる勉強なんて、あとのあとでいいと思うんです。
ていうか、わざわざそんな勉強しなくたって、もっと他にしておかなければいけない体験をたくさん積み重ねていけば、「お金が全て」みたいな人間にはならないし、自然とお金のありがたみや、労働することの尊さみたいなのが身につくんじゃないかなと、思います。
2010-03-11-22:31 * green [ 編集 ]

No title

今から30年前…私は兄と姉のお世話が大変?な母に代わり、自分でも出来る家事をしていたなぁ。。と思い出しました。家族の中で、母が大変だから私が頑張る!私がやらなくちゃ!って思ってました。
洗濯物を入れてたたたむ、子供みんなの靴を洗う、お庭の水撒き、、、。母が私を頼りにしているということがうれしかった。それでお小遣いがもらえることはなかった。。。
今、自分が母になり、娘に何か頼むと、『いくらくれる?』なんて言われて愕然としたことがあります。
そうじゃないでしょ~。
そういう時代になってしまったのか、私たち親がそうしてしまったのか、、、
ココでは言い尽くせないけれど、
深く考えさせられます。
greenさんありがと~~。

なんか何かいてるのか分からなくなってきちゃったよ!
2010-03-12-00:29 * peechan [ 編集 ]

No title

Peeさんが子どもの頃にやっていたこと、家族のために何かをする。人のためになることをすること自体に喜びを感じる・・
こういう経験、今の子たち、出来てるかな・・あんまりできてないよね。
確かに時代のせいもあるよね。親のせいもあるあと思う。
私もよくわかんないんだけど、ただ「このままじゃいけない」って
思うよね。なんとかして、悪い方向に流れていくのを、とめなきゃって。
Peeさん、こちらこそ、いろいろと考えてくれてありがとう♪
2010-03-12-09:29 * green [ 編集 ]