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2010-03-28 (Sun)  10:12

「プレイス・イン・ザ・ハート」

「プレイス・イン・ザ・ハート」  PLACE IN THE HEART アメリカ 1984年
 監督:ロバート・ベントン
 出演:サリー・フィールド、ダニー・クローバー、ジョン・マルコビッチ
前に観たときに、「とても良い映画」という印象を持ったのですが、
今回また観て、「やっぱり良い映画だ」としみじみ思いました。
 
舞台は1930年代、黒人差別が色濃く残るアメリカはテキサス州。
保安官である夫をある日突然失ってしまい、それまで家事と育児しか知らなかった
女性エドナ(サリー・フィールド)が、力強く生きていくお話です。
夫が何故殺されたのかと言うと、黒人青年が酔っ払ってて、ふざけて撃ったピストルの弾が
当たってしまったんです。
その黒人がどうなってしまったかというと・・・・
 
エドナは夫の給料も知らなかったし、家の借金の事情も知らなかった。
だけど、生きていかなきゃならない。くよくよしてなんかいられなかったのです。
家を売った方がいい、子どもをよそに預けたほうがいい、いろいろ言われるのですが、
彼女は、家と子どもを守っていくことを心に決めるのです。
そんなときに、ある流れ者の黒人モーゼス(ダニ・クローバー)
がやってきて、「私を雇って欲しい」と言う。
一度は断ったものの、「畑で綿栽培をすれば儲かる」と彼は提案するのです。
そりゃ、普通断りますよ。一度は家のものを盗まれてるのです、この黒人に。
だけど、なんていうのでしょうか、女の勘とでも言うのでしょうか、それとも
他に方法はないと思ったのでしょうか、この黒人を雇い入れ綿花栽培に賭けることを心に決めるのです。
「やれるかもしれない」ではなく、「絶対やらなきゃいけない」という気持ちだったと
思います。
そして、銀行家が下宿代になるからと言ってよこした、盲人のウィル(ジョン・マルコビッチ)も
加わり、未亡人エドナ、黒人モーゼス、盲人ウィル、そしてふたりの幼い子ども二人、合わせて
5人の共同生活が始まるのです。
言わば、社会的弱者の集まりとなってしまうのですが、
とにかく、エドナが強いんです。
一度やると決めたら、絶対にあきらめないんです。
手が傷だらけになりながらも、夜中に綿花摘みをするんです。
涙が出るんです、泣けてくるんです、でも、余計なこと考えてられない、
鼻水すすりながらも、綿花を摘むのです・・・
 
この映画見てて、「大草原の小さな家」のキャロラインを思い出しました。
どんなに辛いことがあっても、決して下を向くことなく、強く生きていく女性。
エドナとキャロライン、私の中で重なりました。
 
私が好きなシーン。
夜、台所で、エドナが子どもの靴の修理をしています。
すると、ウィルが入ってきます。
「僕がいたら邪魔ですか?」と聞くのです。
「ううん、いいのよ」
そして、こう聞くのです。
「あなたは、どんな姿をしているのですか?」  
WHAT DO YOU LOOK LIKE?
 
こう言われた時、エドナの表情がぱっと変わるんです。
疲れていた険しい顔が、一瞬に女性の顔に変わるんです。
(ここが、すごくよかった!!)
そして、「髪は後ろで束ねてあるわ。そんなに美人じゃないけど・・
目は茶色、母のブルーの瞳に憧れたわ。」って答えるんです。
 
NHKBSのシネマレビューで、山本晋也監督もこのシーンで感涙したと言ってました。
(ちょっと嬉しい)
 
ラストシーンがとっても素晴らしいです!!!
この映画の底辺には、やっぱり「黒人差別」があって、見ててとっても辛くなります。
だから、ラストシーンにすごく意味があるのだと思います。
 
サリー・フィールド、大好きです。
彼女は、「強い女性」が似合います。 ただ強いだけではなく、女性らしさの中の強さ・・・
『ノーマ・レイ』という作品でも、労働組合を作る、という強い女性の役を演じています。
個人的には、トム・ハンクスと共演した『パンチ・ライン』のサリー・フィールドも大好きです。
 
この映画、ほんとにいい映画なの~~~お薦めです!

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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by 龍香
最近、よく映画を見てるんだね!いい時間をたくさん過ごされてるなって思います。私はこれ見た事無いんですが、記事を読んで最近お友達から頂いた言葉を思い出しました。

『できることをやる』のではなくて『できるからやる!』
この主人公の女性、この気持ち強くないでしょうか?

なんだかできることは何かな?って探して楽しちゃうんだけど、もう少し頑張る気持ち持つなら『自分はできるんだからやってやろうじゃないの!』ですよね?

No title * by green
ママさん、やっぱり映画は見たいのよね~~
時間が許す限り、見ています(笑)
「できるからやる!」なるほど~~できることを前提にしてやるって、ことかな?
エドナの場合、やれる、やれない、失敗する、成功する、多分そういうことを考えてる余裕もなかったのだと思います。
とにかく、やるしか道はない! 自分が前に進まなければ、家族を守ることはできない!そんな気持ちだったのかもしれません。
そして、やっぱり「愛」があるんですよね・・・
機会があったら、是非見てみてね~~

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No title

最近、よく映画を見てるんだね!いい時間をたくさん過ごされてるなって思います。私はこれ見た事無いんですが、記事を読んで最近お友達から頂いた言葉を思い出しました。

『できることをやる』のではなくて『できるからやる!』
この主人公の女性、この気持ち強くないでしょうか?

なんだかできることは何かな?って探して楽しちゃうんだけど、もう少し頑張る気持ち持つなら『自分はできるんだからやってやろうじゃないの!』ですよね?
2010-03-29-10:37 * 龍香 [ 編集 ]

No title

ママさん、やっぱり映画は見たいのよね~~
時間が許す限り、見ています(笑)
「できるからやる!」なるほど~~できることを前提にしてやるって、ことかな?
エドナの場合、やれる、やれない、失敗する、成功する、多分そういうことを考えてる余裕もなかったのだと思います。
とにかく、やるしか道はない! 自分が前に進まなければ、家族を守ることはできない!そんな気持ちだったのかもしれません。
そして、やっぱり「愛」があるんですよね・・・
機会があったら、是非見てみてね~~
2010-03-29-23:06 * green [ 編集 ]