緑の光線

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2010-04-18 (Sun)  09:44

「デルス・ウザーラ」

 
「デルス・ウザーラ」Дерсу Узала, Dersu Uzala   1975年 ソ連、日本
 監督:黒澤明
 出演:ユーリー・サローミン、マキシム・ムンズク

大きなスクリーンで観たかった・・・そんな映画でした。

1900年代、シベリアの密林の調査団を率いるアルセーニエフは、森の中でデルズ・ウザーラと出会い、
彼に調査団のガイドになってくれるよう頼み、行動を共にするようになります。
デルズは森のこと、自然のことを知り尽くしていて、彼の知恵と行動によって、
幾たびの危機を乗り越えていきます。
 
デルスとアルセーニエフが、吹雪に遭ってしまうシーンはすごかった・・・
デルスは草を刈るように命じ、ふたりは必死に草を刈ります。
太陽が沈んでしまう前に草を刈らなければ・・・
倒れそうになるアルセーニエフに、「働け!働け!」と声をかけるデルス。
その刈り取った草の中にふたりは倒れこみます・・・
その草の山に守られて、ふたりは凍死せずにすんだのです。
デルスとアルセーニエフは深い友情で結ばれるようになります。
 
第二部で・・・・
デルスの体に老いが襲います・・・
ある日、ふたりに近づいてきた虎に向かって、デルスは銃を発射させてしまったのです。
不用意に銃を発射させてしまった自分が許せないデルス。
森の精霊に怒られる、虎はきっと自分を殺しにやってくる・・・
そんな妄想が彼をどんどん苦しめていきます。
 
「自然を畏れること」
その根底を見せられたような映画でした。
 
大きなスクリーンで観たかった・・・というのは、
映画の冒頭部分、調査団がデルスと出会うシーンがあるのですが、
森の中で焚き火をしているときの、なんというか、森の匂いというか、ざわめき、みたいなもの、
それを大画面で感じてみたかったな~~と。
 
私、森の中で死んでいくのも悪くないな・・・と思ってしまうほど、「森」が好きです。
「森」には、「森の精霊」が棲んでいる・・・というのも、なんとなくわかるような気がします。
 
私が住んでる団地、隣が森なんです。
私がよく仕事や針仕事をしている部屋はその森に面しているのですが、
雨上がりに、森から香ってくるなんともいえない、湿気を含んだ土と緑が混じったようなにおい・・・
この香りを味わえるのであれば、ここにずっと住んでもいいなと思ってしまうくらいです。
 
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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by green_green
この映画、私も観たことがあります。
製作年からして私もスクリーンではありませんでしたが
観終わったあと、しばらく余韻が消えない映画でした。
私はこれを20歳くらいの頃に観たので
greenさんのように深く理解していなかったのだな~と
感じました。でも、私的にも黒沢作品の中ではトップ3に
入れたい作品だと思います(^o^)

No title * by green
Greenさん、黒沢作品トップ3なんですね~~~
私はまだ黒沢作品、数本しか見てないのです。
これから観ていこうと思ってますが・・
こんな映画を作ってしまうところが、黒沢作品のすごいところなのかもしれません。。。。

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No title

この映画、私も観たことがあります。
製作年からして私もスクリーンではありませんでしたが
観終わったあと、しばらく余韻が消えない映画でした。
私はこれを20歳くらいの頃に観たので
greenさんのように深く理解していなかったのだな~と
感じました。でも、私的にも黒沢作品の中ではトップ3に
入れたい作品だと思います(^o^)
2010-04-18-10:45 * green_green [ 編集 ]

No title

Greenさん、黒沢作品トップ3なんですね~~~
私はまだ黒沢作品、数本しか見てないのです。
これから観ていこうと思ってますが・・
こんな映画を作ってしまうところが、黒沢作品のすごいところなのかもしれません。。。。
2010-04-18-21:51 * green [ 編集 ]