緑の光線

Top Page › 映画のこと › 「悪魔を見た」
2011-03-29 (Tue)  23:27

「悪魔を見た」

「悪魔を見た」 악마를 보았다  韓国 2010年
 監督 : キム・ジウン
 出演 : イ・ビョンホン、 チェ・ミンシク 
どんな映画なのか、いろいろと話は聞いていましたが、
やっぱり怖かったです。 恐怖、そのものでした。
 
最初は、現実の世界にはありえないような、、どこか遠い世界の話のようで、
「こんなことあるわけないじゃん」みたいな気持ちで観ていたのですが、
よくよく考えると、世界には、何人もの人を殺した、それこそ殺人鬼と呼ばれるような
凶悪な連続殺人犯や、大量殺人犯がいるわけで、
殺した相手を切り刻んで捨てる、なんていう残酷な犯罪が
実際に日本でも起きてたりするわけで、
あながち、現実離れした話でもないんだ・・・という気になってきました。
そう考えると、ますます怖い。

人間として持っているべきものの何かが、恐ろしく欠けてしまった人間。
なぜ、こんな人間が作られるんだろう・・・・
これは先天的なもの?それとも後天的なもの?
じゃあ、婚約者を無残に殺され、復讐に燃える、イ・ビョンホン演じるスヒョンは、どうなの?
復讐したい気持ちはわかる。
だけど、普通の人だったら、あそこまでやらない。
スヒョンも、「悪魔」だったと思う。
 
ただ、ちょっと「悪趣味」的なものを感じたのは否めない。
特に、最後のシーン。
あんなしかけを思いつくなんて、やっぱり「悪魔」だと思うし、
映画としても、「悪趣味」的な気がする。
 
一番怖かったシーン。
その最後のシーン、身動きできない殺人犯を思う存分痛めつけ、
ビョンホン演じるスヒョンが、こう聞きます。

무서워?   「怖いか?」   ← このセリフを言うビョンホンは強烈に怖かった!!! 
私は、心の中で、 무서워~~!!(ムソウォ~~~!!)と叫んでました。

殺人犯の車のドアミラーにつけられた、天使の羽の飾り。
ジョークにならない~~~
そして、行きずりで殺してしまった相手の車から、洋服を盗んで着るんだけど、
それが、サッカーのユニフォームで、そこには十字架のマークが・・
ジョークにならない~~~~

実は、映画自体も怖かったのですが、もうひとつ恐怖を感じたことが・・・
映画館、観客が20人もいなかったと思います。
私が座ってる列にも、私以外誰もいなくて、隣に人が来ることはないだろうと、
私は、左隣の席に、コートとカバンを置いていました。
まもなく場内が暗くなり、映画が始まった直後、1人の男性が、私の座ってる列に
歩いてくるではありませんか。そして、私の左隣に座ろうとするのです。
私は、「すみません」と言いながら、慌ててコートとカバンを取りました。
ちょっと大柄の、黒いダウンジャケットを着た男性。
暗くてよくわかんないけど、直感で、わりと若そうな人に思えた。
だけど!!!  こんなに空いているのに、なんで私の隣????
映画館の人も、普通この状況だったら、いくつか席を空けるんでは???
「いやだ~~~これだと、はたから見たら、二人連れに見えちゃうじゃん」
なんて、余計なことを考えている間に映画が始まり、
隣の人のことは気にしないようにして、映画に集中しました。
ところが、ふと、「待てよ・・・もしかして、隣の男性、こういう連続殺人とか、凶悪犯罪に
めちゃくちゃ興味がある人だったりして」という考えが頭に浮かんできました。
そうすると、私の頭の中は、もう悪い方へ悪い方へと、妄想が膨らむ一方です。
もしかして、実はナイフとか持ってたりとかして、映画観ている間に刺されたりとか
したらどうしよう!!??
かといって、今ここで右隣に席を移ったりするのも変だし、そんなことして、相手が余計に怒ったり
したら・・・・
映画を観終わって、その後つけられたりとかしたらどうする???
とまあ、映画自体の恐怖と、隣に男性がいることの恐怖と、二重の恐怖を味わいながらの
映画鑑賞となりました。
結局、映画が終わると、その男性はそそくさと私を置いて出て行きましたけど(笑)
(勝手に悪い人に仕立ててしまってごめんなさいね)
映画館を出て、家に帰るまでの間も、人とぶつかりそうになったり、後ろから追い抜かれそうになったり
する度に、「びくっ」としてしまうほど、やっぱり「怖かった」です。

実は、今、あるブロ友さんが紹介していた、曽野綾子さんの「天上の青」という小説を
読んでいるのですが、この映画と、どこかリンクするところがあって、「恐怖」は
途切れることなく続いているのです。
「天上の青」読み終わったら、また記事に書くつもりです。
 
スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-06-08

No title * by 龍香
しばらく記事UPなかったので色々大変なのかしら?(こちらにいると関東から東北の方は大変なんだろう、と思うので)と思ってました。

猟奇的な映画なのでしょうか?確かに天上の青の彼にも同じ部分ありますね。だけど、どこかしら飄々としたものも感じたんです。決して誉めはしませんが、正直すぎる、と感じました。少し。

読んでもらえて嬉しいです。実家に行ったら昔かったものが残っていたので引き取ってきましたよ。また、歳を重ねたら読んでみたいです。

No title * by Tatsu
う~ん。。。
記事読んだだけで怖いです。
バイオレンス系の映画は僕にはちょっと無理ですね。
夜中に夢を見そうです。^^;

No title * by green
ママさん、お気遣いありがとです!!
こちらは、ありがたいことに全然大変じゃありませんよ。
最近は停電も見送られているので。
ただ、春休みに入り、書きたいことがいっぱいあるのに、記事を更新する時間がありません(><)
復讐劇なんだけど、殺人を犯す方も非人間的で悪魔だし、復讐するほうも、だんだん悪魔的になっていくという・・・・・
非常に残酷なシーン、目を背けたくなるようなシーンがあって、
一種ホラーに近いものがあります。
天上の青、今読んでいます。
また、感想を書くね!

No title * by green
Tatsuさん、私も本来ならこういう映画は苦手なのですが・・・
かなり強烈なシーンがあって、ふと思い出したりして、ぞっとしたりします(><)

No title * by momo
おはようございます^^

わたし怖いもの全般苦手なのできっと観れないですね><
しかもビョンホンが演じれば確実に極めるでしょうから・・・
考えるだけで怖いです(汗)
随分前に「甘い人生」観にいって涙が・・・(チョッと後悔しました)
もちろん怖くてです。

今はシネマのシステム上、隣り合わせになったのだと思いますがやはり怖いですよね。
若い頃一人で映画館で変なおじさんが隣にわざわざ来て、席を移動したら着いて来られ・・・
完全に痴漢だったみたいで><
映画館の方に通報しました。
違う意味で怖かったです(涙)

No title * by yonekyon
見に行かれたのね。読んでいてうんうんとうなずくばかり・・ほんと悪趣味かも・・ジウン監督の独特のセンスは・・・と思うこともたくさん。でも、ビョンホンの演技に、引き込まれて、最後は・・・あの涙がたまりません・・つっこみもなにげに満載だよね。警官が間抜けすぎだし。といいつつ、あのビョンホンに魅了されてる私も普通じゃないのかも。
お隣に座られるの・・あの映画だと嫌だわ。絶対そっと私なら横にずれてるかも。あの映画のあと、夜でかけていて帰ってくる時、駅から猛ダッシュするようになってます。先日の地震の日も・・最後一人で夜遅くなって大通りを過ぎて、人通りのない道を歩かなくてはならず・・・歌いながら歩いたよ

No title * by green
ももさん、はい、極まっていました(><)
ここまで悪魔になれるものなのかと・・・・・
「甘い人生」を撮った監督ですから、要所要所に、「甘い人生」の残忍さを思い起こさせるようなシーンも・・・
私も、映画館で何度も痴漢に遭ったことがあります!!
気づいたら、隣のおじさんの手が私の膝の上に、なんてこともありました。
映画館は、暗いし、すぐ前が座席だから身動きもとりづらいし、
怖いですよね~~~~

No title * by green
よねきょんさん、見た直後は、「怖さ」が先に立って、頭があんまり回らなかったんだけど、今になって、あの映画が意味してることをあれこれ考えるようになりました。
悪趣味的なところはあったけど、人間らしさを失い、悪魔と変貌していく様は、さすがはビョンホン!!とうなづける演技だったよね。
ラストの泣きながら道を歩くシーン、悲しかったね。
復讐の後に、何が残るんだろうって、考えちゃったよ。

そっか~~~地震の日、夜遅くに歩いたんだね。。。
きっと街灯も消えてるから、ほんとうに真っ暗だったはず。
怖いよね~~~
最近夜に1人で出歩くことがあまりないけど、たまに夜出かけると
すっごい怖いです(><)

Comment







管理者にだけ表示を許可

No title

しばらく記事UPなかったので色々大変なのかしら?(こちらにいると関東から東北の方は大変なんだろう、と思うので)と思ってました。

猟奇的な映画なのでしょうか?確かに天上の青の彼にも同じ部分ありますね。だけど、どこかしら飄々としたものも感じたんです。決して誉めはしませんが、正直すぎる、と感じました。少し。

読んでもらえて嬉しいです。実家に行ったら昔かったものが残っていたので引き取ってきましたよ。また、歳を重ねたら読んでみたいです。
2011-03-30-15:21 * 龍香 [ 編集 ]

No title

う~ん。。。
記事読んだだけで怖いです。
バイオレンス系の映画は僕にはちょっと無理ですね。
夜中に夢を見そうです。^^;
2011-03-30-20:44 * Tatsu [ 編集 ]

No title

ママさん、お気遣いありがとです!!
こちらは、ありがたいことに全然大変じゃありませんよ。
最近は停電も見送られているので。
ただ、春休みに入り、書きたいことがいっぱいあるのに、記事を更新する時間がありません(><)
復讐劇なんだけど、殺人を犯す方も非人間的で悪魔だし、復讐するほうも、だんだん悪魔的になっていくという・・・・・
非常に残酷なシーン、目を背けたくなるようなシーンがあって、
一種ホラーに近いものがあります。
天上の青、今読んでいます。
また、感想を書くね!
2011-03-31-06:38 * green [ 編集 ]

No title

Tatsuさん、私も本来ならこういう映画は苦手なのですが・・・
かなり強烈なシーンがあって、ふと思い出したりして、ぞっとしたりします(><)
2011-03-31-06:39 * green [ 編集 ]

No title

おはようございます^^

わたし怖いもの全般苦手なのできっと観れないですね><
しかもビョンホンが演じれば確実に極めるでしょうから・・・
考えるだけで怖いです(汗)
随分前に「甘い人生」観にいって涙が・・・(チョッと後悔しました)
もちろん怖くてです。

今はシネマのシステム上、隣り合わせになったのだと思いますがやはり怖いですよね。
若い頃一人で映画館で変なおじさんが隣にわざわざ来て、席を移動したら着いて来られ・・・
完全に痴漢だったみたいで><
映画館の方に通報しました。
違う意味で怖かったです(涙)
2011-04-01-10:42 * momo [ 編集 ]

No title

見に行かれたのね。読んでいてうんうんとうなずくばかり・・ほんと悪趣味かも・・ジウン監督の独特のセンスは・・・と思うこともたくさん。でも、ビョンホンの演技に、引き込まれて、最後は・・・あの涙がたまりません・・つっこみもなにげに満載だよね。警官が間抜けすぎだし。といいつつ、あのビョンホンに魅了されてる私も普通じゃないのかも。
お隣に座られるの・・あの映画だと嫌だわ。絶対そっと私なら横にずれてるかも。あの映画のあと、夜でかけていて帰ってくる時、駅から猛ダッシュするようになってます。先日の地震の日も・・最後一人で夜遅くなって大通りを過ぎて、人通りのない道を歩かなくてはならず・・・歌いながら歩いたよ
2011-04-01-20:17 * yonekyon [ 編集 ]

No title

ももさん、はい、極まっていました(><)
ここまで悪魔になれるものなのかと・・・・・
「甘い人生」を撮った監督ですから、要所要所に、「甘い人生」の残忍さを思い起こさせるようなシーンも・・・
私も、映画館で何度も痴漢に遭ったことがあります!!
気づいたら、隣のおじさんの手が私の膝の上に、なんてこともありました。
映画館は、暗いし、すぐ前が座席だから身動きもとりづらいし、
怖いですよね~~~~
2011-04-01-23:23 * green [ 編集 ]

No title

よねきょんさん、見た直後は、「怖さ」が先に立って、頭があんまり回らなかったんだけど、今になって、あの映画が意味してることをあれこれ考えるようになりました。
悪趣味的なところはあったけど、人間らしさを失い、悪魔と変貌していく様は、さすがはビョンホン!!とうなづける演技だったよね。
ラストの泣きながら道を歩くシーン、悲しかったね。
復讐の後に、何が残るんだろうって、考えちゃったよ。

そっか~~~地震の日、夜遅くに歩いたんだね。。。
きっと街灯も消えてるから、ほんとうに真っ暗だったはず。
怖いよね~~~
最近夜に1人で出歩くことがあまりないけど、たまに夜出かけると
すっごい怖いです(><)
2011-04-01-23:40 * green [ 編集 ]