緑の光線

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2011-10-09 (Sun)  10:34

「愛を読む人」

「愛を読む人」     2008年 アメリカ・ドイツ合作
 監督 : スティーブン・ダルドリー
 出演 : ケイト・ウィンスレット、 レイフ・ファインズ
 
この作品は、ドイツの小説家ベルンハルト・シュリンクのベストセラー
THE READER 「朗読者」 を映画化したものです。
 
何の予備知識もなく見始めましたが・・・・・
前半は、若い少年マイケルと、ハンナという女性の出会いから始まって、なんか凄いシーンが続くんです(笑)
「なんだ、これは・・・・少年の性の目覚めを描いた映画なの?? 私見る映画間違えた??」
と、ちょっとたじろいでいたのですが、
中盤からは、この作品の核心へと迫っていきます。
 
突然姿を消したハンナ。
月日が流れ、マイケルが再びハンナを目にしたのは、裁判にかけられ被告席に座っている姿・・・
ハンナは、なぜ何の弁明もせず、あるいは、泣いてすがりもせず、
自分の任務を果たしただけだと、毅然としていられたのか。
なぜ、自分に有利になる証言を避けたのか。
 
自分の罪から目を背けようとしたのかな?
ていうか、正常心では、あの任務にはつけないでしょう。
心の中で、何かを切り取ってしまわないと・・・
物事の善悪とか、道徳心とか、倫理観とか、正義とか、そういうことに対する感覚を
麻痺させた、麻痺させられた、だからできた、 それが最も恐ろしいことなのだと思います。
 
ハンナは、それを口にしないまま、ただ判決を静かに受け入れた、
それが彼女なりの償いだったのかもしれない。
 
やはり疑問なのは、なぜ彼女は自殺を選んだのか、ということ。
マイケルとの面会。
あの場面で、私は彼女が何かを必死に求めているような気がしました。
何を求めているのかはよくわからないんだけど、
ハンナのまなざしからそれを感じた。
だけど、マイケルがそれを拒否したような気がしたの。
拒否という言葉はちょっと強すぎるかな・・・遮ったというか・・・・・
マイケルの後姿を見つめるハンナの表情に絶望のようなものを感じました。
 
この映画、難しすぎて、わからないところがいっぱいある。
一回だけじゃ、すべてを理解することはできないな~~~~
マイケルの苦しみもなんとな~~~くしか理解できない。
ハンナからの手紙をなぜ無造作に扱ったのか、なぜ会いに行こうとしなかったのか・・・
言葉には言い表せないほどのやりきれない気持ちがきっとあるんだろうな・・・
 
最後に・・・・この映画、できればドイツ語で聞きたかったな。
それから、 日本語のタイトル「愛を読む人」ってどうかな~~
そのまま、「朗読者」の方がいいような気がするけど。
 
「愛を読む人」 ただいま、GYAOで無料配信中。
 
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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by 龍香
あ、たぶん、あたしこういう映画好きだと思う。興味ありつつ、映画館まで行くのはと観ずじまい。 やっぱりみたいな。

No title * by green
ママさん、私もこの映画は公開当時、ちょっと気になってたの。
今回gyaoで配信されてたので、観ることができました。
うん、ママさんが見たら、またママさんなりの考え方や感じ方を持つかもしれない。
たくさんの疑問があって、考えれば考えるほど、深みにはまっていきます。

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No title

あ、たぶん、あたしこういう映画好きだと思う。興味ありつつ、映画館まで行くのはと観ずじまい。 やっぱりみたいな。
2011-10-09-12:57 * 龍香 [ 編集 ]

No title

ママさん、私もこの映画は公開当時、ちょっと気になってたの。
今回gyaoで配信されてたので、観ることができました。
うん、ママさんが見たら、またママさんなりの考え方や感じ方を持つかもしれない。
たくさんの疑問があって、考えれば考えるほど、深みにはまっていきます。
2011-10-09-22:10 * green [ 編集 ]