緑の光線

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2011-12-05 (Mon)  12:06

「長年の夢は必ず叶う」

フィソン著 『그래도 나는 ing』より
 
WHEE SUNG'S STORY 05
길을 찾는 당신에게  道を探すあなたに
 
오래된 꿈은 반드시 이루어진다
長年の夢は必ず叶う
 
 
 私が歌がうまい人を夢見始めたのはいつだったのか? 最初から今まで、私は一度も歌手を
夢見たことはない。 いつも、歌がうまい人を夢見ていた。 子どもの頃、私の夢は歌を歌う人
ではなかった。 夢は何かと尋ねてくれる人がいなかったので、 きちんと答えたこともなかったが、
漫画が好きなので、漫画家にならなければと、漠然と考えていたにすぎない。

 私が夢を具体的に見始めたのは、おそらくダンスを始めた頃からだろう。 ダンスチームを
探しに行き、 そこから始まって、ここまで来たのだ。 多分その時ダンスチームに入らなければ
A4のメンバーになることもなかっただろうし、自然に歌を歌うことにつながることもなかっただろう。

 だから、私はいつも考える。 望むものがあるのなら、ひとまず始めようと。 どんな行動でも
始めること自体が、目標の直前まで連れて行ってくれることを信じているから、 始まりは
半分ではなく、「10分の9」だ。
 
 私が最初に歌に関心を持つようになったのは、中学生の時、 ユ・ヨンジンの「君の香り」に
接したときだった。 リズムアンドブルースが何なのかもわからず、リズムアンドブルースの
代表走者ユ・ヨンジンなのだ、とかその程度のものだった。 スローな歌を歌い、歌を歌って
ダンスを踊るのだが、本当に幻想的だった。 母が好きだったトロットばかり真似て歌っていた
私にとって、彼の歌は本当に雷のようだった。 外で友だちと遊ぶこともなく、家で歌を真似して
歌い、ダンスを真似して踊った。 古いカセットデッキに、街で売っている海賊版テープを入れて
歌はもちろん、伴奏まで、最初から最後まで全て覚えてしまった。 その時も狂っていた。

 少し前に、中学生の時に書いた歌詞を、偶然に見つけた。 どれほど決まり悪かったか、
1人でくすくす笑った。 人は知らない。 私がすでにずいぶん前から歌詞を書き、曲も
作っていたということを。 今はかなり売れる作詞家である私が、文才があり、よい歌詞を
書くと考えるが、 何度も言うが、私は先天的に生まれ持ったものがほとんどない人間だ。
死ぬほど努力して得たものを除いては、持っているものがない人間。 中学生の時も
いつも1人だった子は、歌詞を書き、メロディーをつけて鼻歌を歌う。 何かを作る作業に
あまり恐れがなかった時だった。 夢は、私の知らない間に、長い付き合いの友だちのように
いつもそばにあった。

 もちろん、長年の夢だからと言って、無条件に叶うものではない。 むしろ長い間大切に
しまっておいた夢を叶えようとするなら、長い眼識をもって、準備しなければならない。
寝た後には、消えてしまう、そんな一瞬の夢を願うのでなければ、ということだ。

 「一ヶ月を狂えば一年を使い、一年を狂えば10年を使うことになる」 私が信じている言葉の
中の一つだ。 長い眼識をもって、夢に向かって進む方法は2種類ある。 順々に発展させ
準備すること、私のように瞬間瞬間狂ったようにしがみつき、前に進む方法。 人は、たゆまずに
順々に進むことが楽な道だと言うが、私はそれが最も難しい。 目標ができたのに、なぜ走らず、
速度を調節して、順々に出来るだろうか。

 私には、デビューする前の一年間が最も熾烈だった時間だった。 その時を思い出すと、
「狂う」という言葉以外に、浮かぶ言葉がないほどだ。 のどが裂けるほど練習して、あまりに
至らなくて毎日のように泣いた。 そのように狂った一年を過ごしたおかげで、それ以降の
時間を生きてくることが出来たのだと考える。 30歳を目前にして来年29歳になるが、
私は再び狂う準備をしている。 それがまた、その後の10年を素晴らしく生かしてくれるのだと
信じる。

 最近私は、また別の夢を持っている。 SF小説を書く作家になりたいという夢。 私が書きたい
SF小説は、 科学的根拠を基にしているが、その中に懐疑論と、東洋的な事象が盛り込まれて
いなければならない。 まだ全体的な具像だけで、 具体的な内容はつかんでいないが、 今後
5年後、10年後、必ずやってみたいことだ。 文を書こうとすると、勉強をたくさんしなければ
ならないから、また辛い時間を送ることになるが、やはり、また狂ってみたい。

 夢は人を拷問する。 夢に近づくために走らなければならず、 強く突き当たらなければならないから。
だが、真の拷問は、夢がないということだ。 もうやりたいことがない、ということ、それが本当の
拷問ではないか。

 そうやって、心ゆくまで夢を見て生きてきたなら、死ぬ瞬間がひとつも怖くないだろう。 どうやって
死ぬのかは、どうやって生きるのかが決定するのだから。 一度くらい想像してみよう。 目を閉じると
自分の人生を最も冷静に評価できる瞬間が来る。 その瞬間、人生は、修正も変更もきかない。
その時、何と言おうか? 
「私は本当に人生を満足できた。 君も自分の人生を満足して食いしばれ」

 私は死ぬ前に「人生を満足した」という、この言葉を必ず言わなければならない。 人生を満足した
という言葉は、アルバムをたくさん売り、有名になることとは、大きな関係がないのだ。 死ぬ前に
それが何の意味を持つのか?

 ただ歌が好きで、走って、その過程で、数多くの事件と苦行に耐えながらも、最後まで歌をあきらめ
なかった自分自身の姿に満足したならば、それでよいのだ。

 おそらく、私は最後まで歌という仕事を手放すことはできないだろう。 歌という媒介がなかったなら、
私が今持っている人生に対する情熱が、到底私に伝達されなかっただろうから。 だから、最後まで
歌というこの電車に乗って行くのだ。 途中、他の人が経験することができない、素敵な駅にめぐりあい
ながら。 そうやって、いつまでも、そうやって長年の夢と一緒に走って来たならば、人生はとても
満足したものではないだろうか。

訳 : green
 
赤い字になってるところは、私の意訳です。
フィソンは、 인생 맛있게 먹다 という表現を使っています。
直訳すると、人生をおいしく食べる と言う意味になります。
 
人生を振り返ったとき、人生おいしかったな~~と思えるようになりたいな。
「だったら努力しなきゃ」 ってフィソンに言われそうですが(笑)
 
 
これで、フィソンが書いた本、『그래도 나는 ing』 の訳は終わりです。
全部読み終わりました。
 
あと一回だけ、記事を書かせてね。
次回は、読後の感想あれこれを書きたいと思います。
 
 
 
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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by -
greenさん、こんばんは~
本当にフィソンさんがお好きなのですね❤
昨日CNBLUEのコンサートの番組を観ました♪
やはり韓国語が分からない私は歌詞が頭に入ってこないのでgreenさんが羨ましいですよ~

No title * by yonekyon
お久しぶりです。フィソンくんは努力の人ですねー。
歌手になるのは必然だったのかな。
努力家の彼ならSH作家にもなれそうですね。
訳できるgreenさんもすごいです。

No title * by green
sakuraさん、はい好きなんです~~
歌手としてももちろん好きですが、人として、彼が考えてることや、
考え方に、とても興味がありますし、共感もできます♪
CNBLUE、結構好きです。
韓国ではバンドスタイルが珍しいので、頑張って欲しいです~~

No title * by green
よねきょんさん、久しぶりです!!
やっと全部読み終わりました。
SF作家、どうでしょうね~~~
でも、書くことはすごく好きみたいだし、何よりも深く考えることが好きな人なんだと思います。

No title * by -
こんばんは。
今日も、またまた感動させていただきました。


血のにじむような努力をされたんですね。

学ぶことが多いですね!!

No title * by green
ひまわりさん、いつも読んでくれてありがとう。
この本を読んで、いろいろなことを考えさせられました。
彼がどんなことを考えてどんな思いで生きてきたのかを知ることができて、得るものが多かったと思います。

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greenさん、こんばんは~
本当にフィソンさんがお好きなのですね❤
昨日CNBLUEのコンサートの番組を観ました♪
やはり韓国語が分からない私は歌詞が頭に入ってこないのでgreenさんが羨ましいですよ~
2011-12-05-18:11 * - [ 編集 ]

No title

お久しぶりです。フィソンくんは努力の人ですねー。
歌手になるのは必然だったのかな。
努力家の彼ならSH作家にもなれそうですね。
訳できるgreenさんもすごいです。
2011-12-05-20:49 * yonekyon [ 編集 ]

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sakuraさん、はい好きなんです~~
歌手としてももちろん好きですが、人として、彼が考えてることや、
考え方に、とても興味がありますし、共感もできます♪
CNBLUE、結構好きです。
韓国ではバンドスタイルが珍しいので、頑張って欲しいです~~
2011-12-05-21:39 * green [ 編集 ]

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よねきょんさん、久しぶりです!!
やっと全部読み終わりました。
SF作家、どうでしょうね~~~
でも、書くことはすごく好きみたいだし、何よりも深く考えることが好きな人なんだと思います。
2011-12-05-21:40 * green [ 編集 ]

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こんばんは。
今日も、またまた感動させていただきました。


血のにじむような努力をされたんですね。

学ぶことが多いですね!!
2011-12-05-21:59 * - [ 編集 ]

No title

ひまわりさん、いつも読んでくれてありがとう。
この本を読んで、いろいろなことを考えさせられました。
彼がどんなことを考えてどんな思いで生きてきたのかを知ることができて、得るものが多かったと思います。
2011-12-06-11:37 * green [ 編集 ]