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2012-02-08 (Wed)  12:00

100分de名著*銀河鉄道の夜

NHKの教育番組で、「100分de名著」という番組があります。
名著と呼ばれる作品を、25分番組×4回で、ひもといていこうというもの。
12月に取り上げられた作品が「銀河鉄道の夜」でした。
 
実は、こんな番組があることさえ知らなかったのですが、
12月のある日、たまたまお昼にテレビをつけたら、
「銀河鉄道の夜」の第2回目の再放送をやっていて、
慌ててテキストを取り寄せました。
もちろん、第3回、第4回の放送も見ました。
 
この番組と、このテキストで、こんな解釈もあるのか~~
こんな意味が込められていたのか~~と
新たな発見があり、とても勉強になりました。
そして、また「銀河鉄道の夜」が読みたくなりました。
 
「鳥を捕る人」、家庭教師の青年と一緒にいた少女、さそり、これらが意味するものについて、
なんとなくぼんやりしていましたが、これを読んで、ほんの少しだけれども、
「なるほどな~~~」と、賢治が言いたかったことを、私なりに理解できたような気がします。
 
このお話って、「死」を受け入れて、そしてその悲しみを乗り越える話なんですよね。
いろんなところで「死」が出てきます。
カンパネルラは、いじめっ子だったザネリを助けようとして死んでしまいます。
お父さんは時計をじっと見つめ、「45分たったからもう駄目です。あきらめましょう」と言います。
自分のことよりも周りの人のことを考えての言葉です。
この番組の解説者、ロジャー・パルバースさんは、「自分が悲しいとき、つらいときこそ、
相手を思いやるべきだ」というメッセージが込められている、と言っています。
さそりの話もこれに通じますよね。
 
ロジャー・パルバースさんは、40年以上前、初めて日本に来たとき、
ある大学教授に「日本語を学びたいのですが、一番美しい日本語を書いているのは誰ですか?」
と質問したところ、「宮沢賢治だ」と教えられ、そこから、宮沢賢治の世界に惹き込まれていったそうです。
 
上の画像ですが、「100分de名著」の左側に見えるのは、
韓国語に翻訳された「銀河鉄道の夜」です。(←フィソンにプレゼントしたかった本)
フィソンの「그래도 나는 ing」を読みながら、ジョバンニのことが頭に浮かび、
それから「銀河鉄道の夜」を読み直しました。
その時、なんともいえない日本語の表現に、「これを韓国語で表現するとどうなるんだろう?」
という思いもあって韓国語の翻訳本を買ったのです。
プレゼントするつもりで買ったので、むやみやたらにページをめくることもできず(笑)
韓国語版は実は読めてないのですが
フィソンが除隊するまでの間、宮沢賢治の日本語と、韓国語の表現を読み比べながら、
再度「銀河鉄道の夜」深く読み込んでみたいと思います。
 
余談ですが・・・・
昨日、フィソンへの手紙を出してきました。
書き始めるまで、何をどう書いていいかわからず、すごく苦労しましたが、
これがまた不思議なもので、一度書いちゃうと、「あれも書きたかった、これも伝えたかった」と、
書きたい事が次から次へと浮かんでくるのです!!
というわけで、調子に乗って、定期的に手紙を送り続けようかしら・・という大胆な気持ちになってきました。
そして、手紙の最後に、毎回「銀河鉄道の夜」から印象的な文章を引用して、言葉のプレゼントをしたいな~と
思っています・・・・
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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by うーこ
子供の頃にあんまりおもしろくなかった本って、大人になったらどうかな?と思うこと、よくあります!この「銀河鉄道~」もその一つ…

ところで、先日から私も、今年の目標の“本を読む”を始めました!
本の記事の書庫でも作ってみようかな~。大人になってから、言葉が出て来なくて、あんまり感想って書けなくなった私やけどね…(^^;)若い頃は、嫌っていうほど色々語っていたのにな…

No title * by -
同じ、宮沢賢治の出身の私としては、とても嬉しいですね(^_^)

宮沢賢治の作品は、とっても奥が深いんですよね。
是非、岩手に訪れる機会があったら、「賢治記念館」に連れて行きたいです。

「銀河鉄道の夜」の中の『ほんとうの幸せ』が、賢治の一番伝えたいことのような気がしますね。

「永訣の朝」の詩も、ぐっと、きますよ。

No title * by green
うーこさん、私も最初「銀河鉄道の夜」を読んだとき、ぴんときませんでした。「なんだか悲しいな~~」くらいで・・・
だから、これは童話というよりは、大人の童話ですよね。
子どもが一度読んだくらいでは、理解できないですよね。

うーこさん、本の記事、楽しみにしています!!
私も、感想なかなかうまく書けません・・・
でも!人の感想を読むのは大好きです^^

No title * by green
ひまわりさん、いつか「賢治記念館」行って見たいです・・・
そのときは、ひまわりさんに案内をお願いしようかな~~~^^
「みんなの幸いのために」生きていこうってことですよね。
自分のことよりも、みんなの幸いのことを考えて行動するのって、
すっごく難しいことですよね。難しいことだけれども、
心に留めておくのと、そうでないのとでは、大きく違うような気がします。

このテキストにも「永訣の朝」が紹介されていました。

No title * by -
こんばんは~久しぶりのブログ訪問です。
この番組は観たことがありません。でも素敵な番組ですね。
「銀河鉄道~」の銀河祭りはたしか盆行事を題材に書いたお話だと聞いたことがあります。
きっといま読み返したら奥が深いのでしょうね。
「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」も未だに学校で暗唱させていますよね。
永遠に読み継がれていく作家だと思います。

No title * by green
sakuraさん、盆行事を題材にした、というのは知りませんでした。
一番最初に読んだときは、「なんとなく悲しい」くらいにしか感じなかったのですが、大人になって読み返すと、いろんなことにあてはまるような気がして、いろいろと考えさせられます。
「雨ニモマケズ~」も自己犠牲の詩ですよね・・・

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子供の頃にあんまりおもしろくなかった本って、大人になったらどうかな?と思うこと、よくあります!この「銀河鉄道~」もその一つ…

ところで、先日から私も、今年の目標の“本を読む”を始めました!
本の記事の書庫でも作ってみようかな~。大人になってから、言葉が出て来なくて、あんまり感想って書けなくなった私やけどね…(^^;)若い頃は、嫌っていうほど色々語っていたのにな…
2012-02-08-13:25 * うーこ [ 編集 ]

No title

同じ、宮沢賢治の出身の私としては、とても嬉しいですね(^_^)

宮沢賢治の作品は、とっても奥が深いんですよね。
是非、岩手に訪れる機会があったら、「賢治記念館」に連れて行きたいです。

「銀河鉄道の夜」の中の『ほんとうの幸せ』が、賢治の一番伝えたいことのような気がしますね。

「永訣の朝」の詩も、ぐっと、きますよ。
2012-02-08-19:48 * - [ 編集 ]

No title

うーこさん、私も最初「銀河鉄道の夜」を読んだとき、ぴんときませんでした。「なんだか悲しいな~~」くらいで・・・
だから、これは童話というよりは、大人の童話ですよね。
子どもが一度読んだくらいでは、理解できないですよね。

うーこさん、本の記事、楽しみにしています!!
私も、感想なかなかうまく書けません・・・
でも!人の感想を読むのは大好きです^^
2012-02-08-21:45 * green [ 編集 ]

No title

ひまわりさん、いつか「賢治記念館」行って見たいです・・・
そのときは、ひまわりさんに案内をお願いしようかな~~~^^
「みんなの幸いのために」生きていこうってことですよね。
自分のことよりも、みんなの幸いのことを考えて行動するのって、
すっごく難しいことですよね。難しいことだけれども、
心に留めておくのと、そうでないのとでは、大きく違うような気がします。

このテキストにも「永訣の朝」が紹介されていました。
2012-02-08-21:48 * green [ 編集 ]

No title

こんばんは~久しぶりのブログ訪問です。
この番組は観たことがありません。でも素敵な番組ですね。
「銀河鉄道~」の銀河祭りはたしか盆行事を題材に書いたお話だと聞いたことがあります。
きっといま読み返したら奥が深いのでしょうね。
「雨ニモマケズ/風ニモマケズ」も未だに学校で暗唱させていますよね。
永遠に読み継がれていく作家だと思います。
2012-02-19-21:26 * - [ 編集 ]

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sakuraさん、盆行事を題材にした、というのは知りませんでした。
一番最初に読んだときは、「なんとなく悲しい」くらいにしか感じなかったのですが、大人になって読み返すと、いろんなことにあてはまるような気がして、いろいろと考えさせられます。
「雨ニモマケズ~」も自己犠牲の詩ですよね・・・
2012-02-20-21:42 * green [ 編集 ]