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2012-04-09 (Mon)  09:56

「メトロポリス」

「メトロポリス」   METROPOLIS 1926年 ドイツ映画
 監督 : フリッツ・ラング
 脚本 : テア・フォン・ハルボウ
 出演 : ブリギッテ・ヘルム、アルフレッド・アベル、グスタフ・フレーリッヒ
ずっと気になっていた映画です。
こんな映画を放送してくれるNHKさん、さすがです!!
 
この映画、1926年の製作ですよ!!
もちろん無声映画です。
制作されたオリジナル作品は、かなりの長編らしいのですが、フィルムが世界各地に散らばってしまい、
これは、現存するフィルムをつなぎ合わせて作られたものらしいです。
                                                                    

ストーリーは・・・・
制作時から100年後の未来都市を描いたもの。
 
そこでは、少数の権力者が裕福な生活を送り、
地下社会では、労働者が過酷な労働を強いられているのです。
まさに、権力者と労働者との階層社会。
 
時計が出てくるんです。
でも、その時計、数字が1から10までしかないんです。
最初、「あら、ここでは、12時間制ではなく、
10時間制なのかしら?」と思っていたら、
それは、労働者の10時間労働を計るための
時計だったんですね。
 
労働者は、まさに機械の一部のように働かされます。
そんな中、権力者の息子フレーダーは、
地下社会の存在を知ることになり、
労働者の娘、マリアと出逢うのです。
 
マリアは言います。
 
頭脳と手を結ぶものは、心でなければいけない
 
そして、フレーダーが、その心、仲介者となることを預言するのです。
 
 
 
つまり、権力者と労働者の間を仲介するものがいなくてはならない、ということなんですね。
 
 
権力者である、フレーダーの父は、マリアの存在に危機感を抱き、
科学者に、偽のマリアを作らせ、地下社会に送り込もうとするのですが・・・・・
 
この映画を観て、H・G・ウェルズのSF小説「タイムマシン」を思い出しました。
「タイムマシン」の主人公である科学者は、自らが作ったタイムマシンに乗って、
はるか未来へと旅しますよね。
たどりついた世界では、平和的に暮らす人種と、地下に追いやられた労働者の人種とに二分化されていました。
通じるものがありますよね。
 
 
1926年のドイツって、1926年の世界って、どんなだったんだろう・・・・
(歴史にうとい私)
1926年、ドイツは、ヴァイマル共和国と呼ばれてたんですね。
後に、ヒトラーが首相に就任することで、ヴァイマル共和国は崩壊します。
 
今から86年も前に、こんな映画が作られていたなんて・・・・驚きです。
 
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最終更新日 : 2019-06-08

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