緑の光線

Top Page › ドラマのこと › 「戦神 MARS」から伝わること。
2014-02-20 (Thu)  09:50

「戦神 MARS」から伝わること。

原作の「MARS」を読み、そしてドラマ「戦神 MARS」を見て感じたこと、
それは、人にとって、人との関わり、つながりは、ほんとうに大切であり、大きな力になるということです。
 
ドラマの中で、キラのセリフにこういうフレーズがあります。
「人間は強いようで弱い、弱いようで強い」
一見弱そうに見えて、実は芯の強いキラ、
強そうに見えても、実は弱さを抱えている零、
このふたりは出会うべくして出会ったふたりと言えますよね。
神様がふたりを引き寄せたのかな・・・・
 
確かに、零は暴力的なところがあるし、残酷さも持っている。
もし零がキラに出会わなかったら、ほんとうに人を殺していたかもしれない。
ただ早さとスリルを求めるだけのレーサーになって、命を粗末にしてあっけなく死んじゃったもしれない。
だけど、キラと出会い、キラと絆を深めていったことによって、
自分の弱さを見つめ、克服して、ほんとうの意味で強い人間になれたのだと思う。
人は人との関わりの中で、変わり、成長し、強くなれる。
 
零には、木田くんという親友がいます。
木田くんの存在は、とても大きいです。
木田くんは、零のよき理解者。
いつもそばで見守ってくれる木田くんは、零にとって大きな支えだったと思う。
 
私は高校生の小論文を添削していますが、
このドラマを見て、あるひとつの課題文を思い出しました。
小澤竹俊さんという方が書かれた『いのちはなぜ大切なのか』という著書の中からの抜粋です。
(小澤竹俊さんは、在宅ホスピスの専門医だそうです)
 
 人は、一人では弱い存在です。ちっぽけで何もできない弱い存在かもしれない。でももし、
心から認めてくれる誰かがいれば、人間はおだやかでいられるのです。
心の弱かった人が、他者との関係性の中で一転して強い存在になるケースというのは、
非常に多いです。・・・・・ある中学校の男子生徒が、いじめにあってすごくつらい毎日を送っていました。
とうとう耐えられなくなった彼は、「今日いじめられたら、刺してやる」と思って、家にあった包丁を
隠し持って登校したのです。でも、たまたまその日はいじめられなかったので、実行せずに
帰宅しました。 翌朝、彼はまた包丁を持っていこうとしました。すると、お母さんから「遅刻するよ」
と一言、声をかけられたのです。その、一声かけられたことによって、彼は計画を思いとどまった
のです。「もし自分が刃物で人を傷つけたら、このお母さんが悲しむんだなあ」そう思ったら、刃物を
学校へ持っていく気にはなれなかったのです。・・・・彼を気遣ってくれた母親との「関係性」という
ものが、彼にとって大きな力になったのです。・・・・・

(小澤竹俊『いのちはなぜ大切なのか』ちくまプリマー新書より)
 
誰かが自分のことを思ってくれている、守ってあげたい、傷つけたくない誰かがいる、
そんな「誰か」の存在が人を支え、人を強くする、ということですよね。
 
桐島牧生は、他者と関わりを持つことを拒み続けたから、あんなふうになっちゃたんでしょうね。
自分の殻に閉じこもっちゃって、他人を否定し、寄せ付けなかった。
なぜかな・・・・・
 
このドラマのラストは、桐島牧生のシーンでしたね。
女の子が桐島の手を握り、一緒に絵を描くシーンでしたが、
とても印象的でした。
「他者を受け入れた」一歩と捉えていいのいかな・・・・
あのラストシーンで、桐島牧生の今後に希望の光が見えたような気がしました。
 
それから最後に・・・・
暴力的で、激しくって、ストレートで、そんな零だけど、
雨の中で困っている女の子に、「どうしたの?」って声をかけてあげられる、
泥水の中で手をつっこんで鍵を拾ってあげられる、
結局、それが零の本質なのだと思います。
 
 
ひとつのドラマで、三つも記事書いちゃいました。
それだけ、このドラマが私に与えた影響は大きかったということです。
日本でドラマ化されているわけでもないのに、
この「MARS」という漫画作品を取り上げ、
こんなに素晴らしいドラマに仕上げてくださった台湾のドラマ関係者の方、俳優さんたちに、
お礼を言いたいです。
謝謝!!
 
 
 
スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-06-08

No title * by momo
こんばんは^^

深~~~~いですね!!
こんなに熱く掘り下げて考えさせられる漫画やドラマってすごいですよね!!
greenさんの解釈、すごくわかりやすくて共感できます。
(というより、そうなの、そうなのと思わずつぶやいてしまいます^^)
この作品に無駄なキャラクターがひとりもいないのもすごいですよね
その中でも不気味でしたが桐島の存在はこの作品の中で大きな役割をしていますよね。

No title * by green
ももさんに共感してもらえて、すごく嬉しいです。
この作品(ドラマも漫画も)に出会えてほんとうによかったです。
そして、ドラマMARSを紹介してくれたももさんにも大感謝です!

足を失ったレーサーの明高さんや、奥さんの響子さんもよかったですよね。
零と聖のお母さん役の人、綺麗でしたよね~~~
綺麗さの中にも、不気味さをかもし出していて、あの方もナイスキャスティングだと思いました。

ヴィックは、流星花園のオーディションを受ける友だちの付き添いでオーディション会場に来たんですよね。ヴィックに声をかけてくれたプロデューサーに感謝です。流星花園でデビューしなければ、こんな素敵な作品は出来上がらなかったでしょうし。。。

実は今、ヴィックが出演しているドラマ「君につづく道」を視聴中です♪

Comment







管理者にだけ表示を許可

No title

こんばんは^^

深~~~~いですね!!
こんなに熱く掘り下げて考えさせられる漫画やドラマってすごいですよね!!
greenさんの解釈、すごくわかりやすくて共感できます。
(というより、そうなの、そうなのと思わずつぶやいてしまいます^^)
この作品に無駄なキャラクターがひとりもいないのもすごいですよね
その中でも不気味でしたが桐島の存在はこの作品の中で大きな役割をしていますよね。
2014-02-21-01:38 * momo [ 編集 ]

No title

ももさんに共感してもらえて、すごく嬉しいです。
この作品(ドラマも漫画も)に出会えてほんとうによかったです。
そして、ドラマMARSを紹介してくれたももさんにも大感謝です!

足を失ったレーサーの明高さんや、奥さんの響子さんもよかったですよね。
零と聖のお母さん役の人、綺麗でしたよね~~~
綺麗さの中にも、不気味さをかもし出していて、あの方もナイスキャスティングだと思いました。

ヴィックは、流星花園のオーディションを受ける友だちの付き添いでオーディション会場に来たんですよね。ヴィックに声をかけてくれたプロデューサーに感謝です。流星花園でデビューしなければ、こんな素敵な作品は出来上がらなかったでしょうし。。。

実は今、ヴィックが出演しているドラマ「君につづく道」を視聴中です♪
2014-02-21-13:27 * green [ 編集 ]