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2014-06-10 (Tue)  13:11

「クレイマー、クレイマー」

「クレイマー、クレイマー」  Kramer vs. Kramer   1979年 アメリカ映画
 監督/脚本 : ロバート・ベントン
 出演 : ダスティン・ホフマン、 メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリー
 
この映画を最初に見たのは、20代前半だったかな・・・・
とても印象に残っている映画です。
妻に突然家を出て行かれた男が、仕事一辺倒だった生活から、育児と仕事の両立を余儀なくされ、
息子とふたりの生活をなんとか作っていく・・・
最初見たときは、どちらかというと、父親側の心情、父親の息子への愛情にシンクロさせていたような気がします。
 
ですが、今回は、やっぱりビリーの気持ちになって観てしまいました。
男の子には、てきめん弱い私なのです。
 
突然息子を置いて家を出て行ったジョアンナがいけないのか、
自分の仕事が中心で、家庭を顧みようとしなかったテッドがいけないのか、
それはわかりません。
夫婦が、じっくり話し合う時間を持てていたら、こういうことにはならなかったかもしれません。
 
だけど、やっぱり一番可哀想なのはビリーです。
母親が家を出たとき、ビリーはまだ5歳です。
 
とても辛いシーン・・・・
ジョアンナが家を出てからしばらくして、ジョアンナから手紙が届きます。
その手紙をテッドがビリーに読んであげるシーン。
「お母さんは、生きがいを探すために家を出たの・・・」
幼いビリーには、手紙の内容は難しすぎて、理解できなかったかもしれません。
だけど、直感的に感じたはずです。「お母さんは僕のことなんかもう要らないんだ」って。
手紙の途中で、テレビをつけてアニメを見ようとするビリー・・・
そんな手紙なんか聞きたくない、受け入れられないとでもいうように。
 
でも、子供って案外強い。
子供ながらに現実を受け入れようとするんです。
だけど、時には、反抗したりして、もがこうともする。
アイスクリームのシーンもとても印象的。
ビリーのビリーなりの「こんな現実受け入れられない」という意思表示。
その日の夜、ビリーの様子を見にきたテッドに向かって、ビリーが言います。
「ママは、僕が悪い子だから家を出たの?」(←泣ける~~~~~)
 
私が一番好きなシーン・・・
ビリーがジョアンナに引き取られることになり、テッドと暮らしていた家を出ていくことになった日の朝、
ふたりは、無言で、そして、「あ、うん」の呼吸でフレンチトーストを作ります。
最初は、フレンチトーストがうまく作れなくて、大変だったのに・・・・・
「ふたりで作り上げた生活」を象徴しています。
このシーン、大好き

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、結果的にビリーは不幸ではなかったと思います。
テッドもジョアンナもビリーを愛していたことには間違いないし、
ただ、お父さんとお母さんが別れて暮らしているだけで、
あの後、テッドとジョアンナの愛情を受けて、幸せに暮らしたのではないかなと想像します。
 
ビリーくん、すっごく可愛いの。
あんな可愛い子を置いて家を出ちゃう母親の気がしれないわ!
なんて思ってたけど、それだけ切羽詰まっていたというか、いろんなものが積み重なって耐えられなかったん
だろうね・・・・・
でも、そのジョアンナの行動によって、テッドも大事なものは何かを改めて知ることが出来たんじゃないかな・・・
 
私の心に残る映画のひとつでした。
 
 
 
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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by 龍香
フレンチトーストすごく二人で上手につくれるようになってるのよね。
今、改めてみたら複雑だろうなぁ。。

No title * by momo
こんばんは^^

懐かしい映画ですね~~~
私がわか~~い頃公開された映画ですよ^^;
でも実は私この映画観ていないんです
なんだか辛すぎて・・・・
(子供に感情移入してしまうような気がして)
greenさんの記事読んでいたら今なら観れるのかな・・・なんて思います。
いつかまた観れる機会があったら今度は観てみたいと思います

No title * by green
ママさん、お久しぶり~~~元気にしていますか?
ママさんが最初に見たのはいつなのかな?
結婚前と結婚後、子供ができる前と後では、また感じ方が変わってくるよね・・・
最初、奥さんに対し、「何勝手なこと言ってんのよ~~」なんて思いましたが、でも子供を完全に捨てたわけではなく、とても愛しているのだということがわかって、奥さんのことも理解できました。

No title * by green
ももさん、確かに辛いです・・・・
だけど、パパにもママにもとっても愛されているから最後は安心できます。
今は、もっともっと辛い目に遭っている子供たちがいることを思うと、ビリーは幸せに思えます。

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No title

フレンチトーストすごく二人で上手につくれるようになってるのよね。
今、改めてみたら複雑だろうなぁ。。
2014-06-13-01:20 * 龍香 [ 編集 ]

No title

こんばんは^^

懐かしい映画ですね~~~
私がわか~~い頃公開された映画ですよ^^;
でも実は私この映画観ていないんです
なんだか辛すぎて・・・・
(子供に感情移入してしまうような気がして)
greenさんの記事読んでいたら今なら観れるのかな・・・なんて思います。
いつかまた観れる機会があったら今度は観てみたいと思います
2014-06-15-02:46 * momo [ 編集 ]

No title

ママさん、お久しぶり~~~元気にしていますか?
ママさんが最初に見たのはいつなのかな?
結婚前と結婚後、子供ができる前と後では、また感じ方が変わってくるよね・・・
最初、奥さんに対し、「何勝手なこと言ってんのよ~~」なんて思いましたが、でも子供を完全に捨てたわけではなく、とても愛しているのだということがわかって、奥さんのことも理解できました。
2014-06-16-11:27 * green [ 編集 ]

No title

ももさん、確かに辛いです・・・・
だけど、パパにもママにもとっても愛されているから最後は安心できます。
今は、もっともっと辛い目に遭っている子供たちがいることを思うと、ビリーは幸せに思えます。
2014-06-16-11:30 * green [ 編集 ]