緑の光線

Top Page › 本のこと › 「子どもたちはいつ日本語を学ぶのか」
2015-02-04 (Wed)  11:57

「子どもたちはいつ日本語を学ぶのか」

「子どもたちはいつ日本語を学ぶのか」~複数言語環境を生きる子どもへの教育  尾関史 著

日本語教師になるための勉強をしながら、
いつか、日本の小学校で学ぶ、外国の子供たちの援助ができたらな・・・と考えるようになりました。
そんなこともあって、ふと図書館で目に留まって読んだ本です。


外国語を学ぶ上で、一番重要なのは、動機だと思います。
動機がしっかりしていれば、そして、学ぶことの意義をしっかり理解していれば、身についたことを素直に喜び、
もっと学びたい、もっと能力を身につけたいと思えます。
そして、それが、語学の向上に結びつくのです。

ですが、何のために学ぶのかがわからないままだったら・・
語学を身につけるのは、非常に難しいと思います。

日本の学校に通う外国人の子どもたち・・・・
ほとんどが、自分の意思ではなく、親の都合で日本に
来ているわけです。
母国語で学べる学校が近くにあればいいですが、
それが難しい子どもたちは、日本の小学校に通わなければ
なりません。

好きで来たわけではない異国で、外国語で学ばなければ
ならないのは、本当に大変なことです。
日常生活を送るための語学力ならまだしも、
算数や理科を、日本語を通して理解しなければならないのです。

しかも、自分が、何年間日本にいるのかもわからない。
将来、日本に居続けることがわかっているのであれば、中学、高校、大学と、日本で学ぶ、という意思がある
のであれば、日本語を身につける意義を理解して、学ぼうという気にもなるでしょうけど、
そうではない場合、自分は何のために日本語を学ぶのか、その意義を見出せないままに学校生活を
送らなければならないのです。

難しいですね・・・・

この本では、そんな、親の都合で日本で学ぶことになった子どもたちと、筆者が、実際にどうかかわって、
どう援助したのかを、実例を挙げて説明しています。

異文化で学ぶ子どもたちの援助において、どういうことが大切になるのか、
筆者は、いくつかポイントを絞って述べています。
とても勉強になりました。

いつかボランティアなどで、私もそういう援助が出来たらいいな・・と思っています。




スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-06-08

Comment







管理者にだけ表示を許可