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2015-05-28 (Thu)  12:03

『カラマーゾフの兄弟』(本)追記。

昨日、『カラマーゾフの兄弟』について書きましたが、
書き忘れていたことがありまして・・・・

文庫本の巻末に、ドストエフスキーについての解説が掲載されていたのですが、
これを読んでびっくりです。
ドストエフスキーさんの人生、結構壮絶です。

ドストエフスキーのお父さんは、もともと医者でした。
ひどく怒りっぽい性格で、癇癪持ちでした。

ドストエフスキーが六歳のとき、お父さんは土地を持つことを許され、「地主貴族」の仲間入り。

ところが、このお父さん、地主としても、かなりの暴君だったらしく、百姓を虐待はするわ、
村の娘に手を出すわで、百姓たちの恨みを買い、なんと領地で、百姓に惨殺されてしまったのです。
(このとき、ドストエフスキー十八歳)

これって、まさしく「ヒョードル・カラマーゾフ」のベースになっているではないですか!

お父さんが惨殺されるというのは、かなりの衝撃・・・
そりゃ、その後の人生に大きな影響を与えますよね・・・

作家としてデビューした後、空想的社会主義のサークルに入っていたため、
秘密警察に逮捕され、なんと死刑を言い渡されます。
ところが、当時の皇帝の恩赦により、シベリアへの流刑と、減刑されたのでした。

どうやら、死刑判決自体が、見せしめだったらしい。
判決が変更されたのは、死刑執行直前だったということで、
「死」が目の前に迫っている、という体験をしたことになります。

これも、その後の人生観に決定的な影響を与えた、解説に書いてありました。

あと、ドストエフスキー自身が癲癇持ちだったことや、
多くの女性との複雑な恋愛関係も、作品に大きく影響を与えているようです。


事実は小説よりも奇なりと言いますが、ほんとにそうですね・・・・

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最終更新日 : 2019-06-08

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