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2015-09-02 (Wed)  11:41

『もういちど生まれる』 朝井リョウ

『もういちど生まれる』 朝井リョウ 著

『桐島~』に引き続き、2冊目の朝井作品です。
『桐島~』は高校が舞台でしたが、
今回は大学生のお話。

複数の登場人物がいて、
各登場人物の視点によるストーリーの連作、
という、『桐島~』と同じ手法。

今回も絶妙な比喩表現がばんばん出てきます!
私もつい感化されて、夏の夕空を見上げ、
「ふわふわのかき氷に、オレンジシロップをしみ込ませたような雲」なんていう表現を思いついたりて・・・



今の若者って(こういう表現もどうかと自分で書いてて思いますが)一見ちゃらちゃらしてて、ふわふわしてるように思えますが、実はそうでもなくて、ふわふわ、ちゃらちゃらしてそうに見えて、
些細なことに深く悩んで、深く考えて、自分なりに必死に真剣に、毎日毎日を生きてるんですよね。
それって、今の若者も、かつての若者も一緒なんだよな~~~~
読んでいて、「辛いこと、あるかもしれないけど、がんばれ~~~」って応援したくなります。

歳をとれば、うまくやり過ごせそうなことでも、いちいち立ち止まり、あれやこれや悩み考える。
一見無駄なことのようにも見えるけど、そういう時間がとても大切で、そういう時間があったからこそ、
大人になって、うまくやり過ごせるようになるんです、いい意味で。

私は、女の人が書く「女の子」よりも、男の人が書く「女の子」により共感しちゃいます。
なぜだろう?? 女性が書く女性像って、わかりすぎちゃって、逆に心に響かないのかな~~~

この小説に出てくる女の子たちもそう。
「朝井さん、あなた男性でしょう?なんでこんなに女の子の気持ちわかるの?」って聞きたくなるほど(笑)

若い人が書いた小説って、実は積極的に読む気にはなれないんだけど
朝井リョウの作品は、もっともっと読んでみたいです!



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最終更新日 : 2019-06-08

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