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2015-09-10 (Thu)  09:35

新聞小説 『それから』 夏目漱石

朝日新聞で連載されてた、夏目漱石の『それから』の連載が、今週終了しました。

『それから』は、私が読んだ夏目漱石の作品の中で、一番印象に残っていた作品でした。

今回新聞の連載で再読することになったのですが、
やはり、若い時と40代後半の現在とでは、感じることが違いますね~~~

若い時に読んだときは、やはり、代助が三千代を想う気持ちとか、
打ち明けられた三千代の気持ちなんかに強く共感したりしたんですけど、
今回読み直して、代助のふがいなさ、考えの甘さに、かなりイライラさせられました(笑)

自分なりの考えを持って、それを人に論じることができても、
「働かずに人の世話になっている」のであれば、それは全部屁理屈でしょう!!
働かず、苦労せず、自分の好きなことをして楽して暮らしている人が、
いくら立派なことを言っても、説得力がありません。

そんな中で、「やっぱり三千代さんが好きだ」「三千代さんと一緒に生きていきたい」
という決心をした代助は、この後、どう変わるんでしょうね~~~
最後、職を探しに行く場面も見られましたが、
「自分に合う仕事」だとか、「やりがいのある仕事」だとか、御託を並べずに、
生きるために、必死に働いて欲しいものです。

三千代さんですが、不思議な魅力を持つ女性ですよね・・・
やはり、一番印象的なのは、「あ~~のどが渇いたわ」と言って、
花を活けていた花瓶の水を飲みほしてしまうところです。

潔さというか、大胆さというか、そういうものを感じますよね。
体は病弱ですけど、心持は強い女性なのだと感じました。

あ~~~やっぱり、ふたりのその後が気になります!!


そうそう、『それから』と言えば、森田芳光監督、松田優作主演で映画化されてますよね。
もちろん観ましたよ~~~(といっても随分前ですが)
今思えば、三千代役の藤谷美和子さん、三千代のイメージにぴったりだな~~~
また観たいな~~~



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最終更新日 : 2019-06-08

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