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2015-11-19 (Thu)  11:58

『永すぎた春』 三島由紀夫


『永すぎた春』  三島由紀夫

私、実は三島由紀夫作品を読んだことがなく、今回この小説が、初三島由紀夫となりました。


硬い文面を想像していたのですが、非常に読みやすく、
また男女の恋愛を扱っているので、
いろんなところで共感しながらすんなり読むことが出来ました。

大学を卒業するまで結婚はお預け・・・
1年三か月という長い婚約期間中に、いろんなことが起こり、
ふたりの間が危うくなったり、またそのせいで結びつきを
強めたり・・・

男女の恋愛感情、その中の迷いや悩み、苦しみというのは、
時代が違っても、だいたい同じですよね~~~

また、ふたりを取り巻く登場人物も、かなり個性的な人がいて、
おもしろいです。

特に、郁雄のお母さんですね。
かなり虚栄心の強い女性なのですが、
それを隠そうとしない、言いたいことははっきり言う性格。
かなりきつい性格の女性に見えますが、その分情も深い。
世話を焼くときは、とことん焼いてあげます。
こういう人が自分の味方についてくれると心強いのかもしれませんが、
背を向けられたときがその分恐ろしい!!

百子のお兄さんの婚約者のお母さんも、かなり癖のある人でした。
あんなお母さんとふたりきりで暮らしてきた娘さん、さぞ苦労したことでしょう・・・・
お母さんのせいで、自分の縁談がダメになってしまいましたが、その後彼女はどんな人生を送ったの
でしょうか・・・気になります。

郁雄を誘惑する女性が登場しますが、この女性がまた妖しい女性で・・・(笑)
私は読みながら、髪型、化粧、アクセサリー、洋服などなど、その女性像をあれこれ想像してしまいました。

三島作品、さらに読んでみたくなりました。
まずは、『仮面の告白』 『潮騒』あたりから読んでみようかな~~~~

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最終更新日 : 2019-06-08

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