緑の光線

Top Page › 映画のこと › 『ヘッドライト』
2018-05-30 (Wed)  09:44

『ヘッドライト』

『ヘッドライト』   Des Gens Sans Importance    1956年 フランス映画
 出演 : ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール
 監督 : アンリ・ヴェルヌイユ



とっても悲しい映画です・・・
どうにもやりきれないというか・・・
この映画の原題 Des Gens Sans Importance ですが、重要性のない人々、という意味です。
(タイトルからして暗い!)








この映画が示す「不幸」の背景は、やっぱり貧しさかな・・・・
主人公のジャンはトラックの運転手で、労働環境も悪い。
家に帰っても奥さんはいつも不機嫌そうだし・・きっと奥さんが不機嫌なのも、貧しさのせいかもしれない。

ジャンと恋をする女性クロも、国道沿いのドライブイン(レストラン兼宿屋)でウェイトレスとして働いている。
周りにはなんにもなくて、お客の相手をする毎日。 街で働きたくても仕事がない。

そんな二人が恋に落ちてしまうのもわかる気がする・・・

ふたりの未来には希望がないことが、映画を観ていてもひしひしと伝わってきて、
見ていてすごく辛くなります。

クロの容態が悪化してしまい、ジャンが助けを呼ぶために、車の中にクロひとりを残してトラックを降りて
行ってしまうシーンがあるのですが・・・
トラックにひとり残されたクロ。
真っ暗闇で、荷台に積んでいる牛が「モー、モー」と鳴くんですね。
その時のクロの恐怖心、不安、心細さみたいなものが、荷台の牛の鳴き声と相まって、
見ている方をも辛くさせます。

重要性のない人、なんていないのにな・・

スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-06-08

No title * by あきりん
貧しさから人生に疲れ切っているような二人。そんな彼らの恋ははじめから儚げでしたね。
音楽も好かったです。
TBさせてください。

No title * by green_green
あらすじを読んでいるだけで胸が痛くなります。
私がこの作品をみた時、まだ20歳そこそこ。
多分、そこまで映画のメッセージを理解していませんでした。
格差が広がる今の時代の世相ともかぶる気がします。
いまこの映画をみたら自分は何を感じるのか、どこに共感するのか・・・とても観たくなりました。
いつも素敵なレビューを読む機会を作って下さりありがとうございます♪

No title * by おんだなみ
何か、今の気持ちにピッタリな感じの映画です、
人生って、ホント辛い事の方が多い気がします、
でも、それだから少しの明かりが、とても輝いて見えるのかもです。
貧しくても明るくと言うのは、難しいです。

No title * by green
あきりんさん、そうですね。。。互いに惹かれ合ったというよりは、心の安らぎを求めあったふたりでしたね。

No title * by green
Greenさん、私もこの映画を最初に見たのは20代でした。そのときは、ここまで辛い気持ちにならなかったような気がします・・・
歳を重ねると、物事の感じ方も変わりますよね。

No title * by green
おんだなみさん、貧しくても心が豊かであれば・・なんていう声もありますが、貧しさゆえにつかめない幸せもやっぱりありますよね。
これは1950年代のフランス映画ですが、今の社会にも通じるところがあるような気がします。

Comment







管理者にだけ表示を許可

No title

貧しさから人生に疲れ切っているような二人。そんな彼らの恋ははじめから儚げでしたね。
音楽も好かったです。
TBさせてください。
2018-05-30-16:30 * あきりん [ 編集 ]

No title

あらすじを読んでいるだけで胸が痛くなります。
私がこの作品をみた時、まだ20歳そこそこ。
多分、そこまで映画のメッセージを理解していませんでした。
格差が広がる今の時代の世相ともかぶる気がします。
いまこの映画をみたら自分は何を感じるのか、どこに共感するのか・・・とても観たくなりました。
いつも素敵なレビューを読む機会を作って下さりありがとうございます♪
2018-05-30-18:22 * green_green [ 編集 ]

No title

何か、今の気持ちにピッタリな感じの映画です、
人生って、ホント辛い事の方が多い気がします、
でも、それだから少しの明かりが、とても輝いて見えるのかもです。
貧しくても明るくと言うのは、難しいです。
2018-05-30-19:34 * おんだなみ [ 編集 ]

No title

あきりんさん、そうですね。。。互いに惹かれ合ったというよりは、心の安らぎを求めあったふたりでしたね。
2018-05-31-09:18 * green [ 編集 ]

No title

Greenさん、私もこの映画を最初に見たのは20代でした。そのときは、ここまで辛い気持ちにならなかったような気がします・・・
歳を重ねると、物事の感じ方も変わりますよね。
2018-05-31-09:20 * green [ 編集 ]

No title

おんだなみさん、貧しくても心が豊かであれば・・なんていう声もありますが、貧しさゆえにつかめない幸せもやっぱりありますよね。
これは1950年代のフランス映画ですが、今の社会にも通じるところがあるような気がします。
2018-05-31-09:23 * green [ 編集 ]