『いとこ同志』 Les Cousins 1959年 フランス映画
監督・脚本 : クロード・シャブロル
出演 : ジェラール・ブラン、ジャン・クロード・ブリアリ、ジュリエット・メニエ
この映画、昔一度見ているのですが、以前日仏学院でフランス語の通信教育を受講しているとき、
日仏学院で映画の上映会が定期的に行われていて、そこで観たのですが、字幕がなかったんですね💦
映画を字幕なしで理解できる実力には程遠く、多分ほとんど聞き取れてなかったと思います(笑)
もう25年くらい前の話です。
いわゆる、フランスのヌーヴェル・ヴァーグと呼ばれる作品のひとつのようです。
正直者はバカを見ると言うんでしょうか・・・
いやいや、真面目にコツコツ頑張る人には、必ずいいことがある、そう信じたいのですが、
この映画の主人公シャルルは、そうはならなかった・・・・
ポールのいい加減さには、かなり腹が立ちます。見ててイライラします。
こういう人には、きっと天罰が下るでしょう、ていうか下って欲しい!
シャルルには悪いところはない、真面目だし、優しいし、お母さんにもまめに手紙を書いたりして、
とてもいい人、確かにいい人なんだけど・・・・
もっと自分を大事にして、ある意味わがままになって欲しかったな・・・
試験に受けるためにパリに来たんだから、自分のことを愛してくれるお母さんのために頑張りたいんだったら、
ポールから離れようよ・・・
感覚的にわかると思うよ、この人の近くにいたら駄目になるって。
自分とデートするはずだった意中の女性が、あっさり自分のいとこに乗り換えっちゃって、(ポールがそそのかしたんだけど)
それで、その3人で一緒に普通は暮らせないよ~~
自分が勉強している、その隣の浴室で、ふたりがシャワーを浴びてるなんて、
(しかもガラス越しだから透けて見えるっていう)
そんなんじゃ勉強できないよ~~~
試験の前日、真面目なシャルルは最後の追い込みで勉強に励みます。
なのにポールは、シャルルよりも一足早くちゃっかり試験に受かり(しかもインチキして)
そのお祝いとかで、どんちゃん騒ぎしてる。
ポールのお気に入りのワーグナーのレコードがかかっててるんだけど、
どんちゃん騒ぎを益々うるさくしてる。
勉強に集中できなくてイライラが募るシャルル・・・
「静かにしてくれ!!!」って怒っちゃえばいいのに~~~~(観てるこっちがイライラ)
あるいは、その部屋を一秒でも早く出て行くかすればいいのに~~~~
最後は何とも悲しい結末・・
シャルルの人生っていったい・・・・
人間真面目が一番ですが、
時と場合によっては、図太さが必要なときもありますね。
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最終更新日 : 2019-06-08
No title * by green
おんだなみさん、確かにフランス映画って、よくわからないな~~って感じるものや、
終わりか方がすっきりしないものが多いですよね(笑)
でもなぜか好きで見ちゃいます。
シャルルは、要領が悪いんでしょうか・・・反対にポールは要領がよすぎる、というかデリカシーがなさすぎます!!
終わりか方がすっきりしないものが多いですよね(笑)
でもなぜか好きで見ちゃいます。
シャルルは、要領が悪いんでしょうか・・・反対にポールは要領がよすぎる、というかデリカシーがなさすぎます!!
と言う気持ちになる時もあるのですが、時代や国の違いからなのか、
違和感が先に立ち、長く見続けられないです。
若い時は、新鮮に感じる方が大きかったんですけどね。
中々、関係にがんじがらめに成っているのかな~、シャルルは。