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2018-09-26 (Wed)  12:25

『赤ひげ』

『赤ひげ』     1965年 日本映画
 監督 : 黒澤明
 出演 : 三船敏郎、 加山雄三、 山崎努・・・・


黒澤明監督作品です。
この『赤ひげ』は、今回、初視聴です。
いやぁ・・・・よかった、よかったです。
映画を観終わって、私は、自分がなんと生ぬるい生き方をしているのかと、自分を正したい気持ちになりました。
ま、時代は江戸後期ですから、その時代に暮らしている人たちと、
現代に生きる私とを単純に比べることはできないのですが・・・

映画に出てくる登場人物の生きるさまを見て、なんというか胸をえぐられるような気持に何度もなり、
生きることの重み、みたいなものをど~~んと突き付けられ気がしました。

そして、なんといっても、出演されている俳優さんがたの演技が素晴らしいです。

危篤状態の六助の最期のシーン・・・
人生の不幸とその辛さを、最後の最期まで耐え抜きながら逝くシーン、すごかったです。
赤ひげ先生は、この六助の最期を、見習いの登に見届けるように言います。
人の臨終は尊いものだからと・・・

この六助の娘、おくにを演じた根岸明美さんという女優さんの演技、すごくよかったです。

佐八を演じた山崎努さんも素晴らしかったです。
佐八は、死に際に、自分の愛した女性おなかのことについて語ります。
なぜ病で動くことを禁じられながらも、最後まで働くことをやめなかったのか、その理由はおなかさんへの
想いにあったのです。
死が迫る中、息絶え絶えに語る佐八の悲しい話に、近所の人たちが泣きむせびます。
私ももちろん泣きました・・・

映画の後半、おとよという女の子が出てきます。
この女の子、まだ幼いのに、とても辛い辛い経験をしてきた女の子で、
赤ひげ先生いわく、体も心も病んでいるのです。
この、おとよのエピソードは、原作『赤ひげ診療譚』にはないようで、
ドストエフスキーの『虐げられた人びと』をベースにしているのだとか・・(wikipediaに書いてありました)

とにかく、何度も涙があふれるシーンがあり、
「ちゃんと生きよう」という思いにさせられます。

今、NHKの『チコちゃんに叱られる』というテレビ番組が話題ですが、
(チコちゃん(設定年齢確か5歳だったかな?)が、出演者に「ぼーっと生きてるんじゃないよ」って叱るんですよ)
まさしく、「ぼーっと生きてるんじゃないよ」って叱られたような気分です。

今まで時代小説なんて読んだことなかったけど、山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』、読んでみようかな・・
そして、ドストエフスキーの『虐げられた人びと』も気になります。



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最終更新日 : 2019-06-08

No title * by おんだなみ
かなり前に、先輩のおススメで見ました。
当時、行き詰った時で、見終わった後は何か、清々しくなった事を覚えています。
普段から、ぼ~っと生きていますが、時には、しっかりと打ち込みたいですね。
この映画がきっかけで黒沢作品にハマってた時期がありました。
映画の元に成った小説も読んで見たいです。

No title * by green
おんだなみさん、確かに赤ひげ先生の言葉、ふるまいには、清々しいものがありますよね。
実は、『赤ひげ』の前に、『七人の侍』を見たのですが、私的には『赤ひげ』の方が心にぐっと来ました。
あとは、やっぱり『生きる』が好きです。何度でも見たい映画です・・・

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No title

かなり前に、先輩のおススメで見ました。
当時、行き詰った時で、見終わった後は何か、清々しくなった事を覚えています。
普段から、ぼ~っと生きていますが、時には、しっかりと打ち込みたいですね。
この映画がきっかけで黒沢作品にハマってた時期がありました。
映画の元に成った小説も読んで見たいです。
2018-09-26-21:52 * おんだなみ [ 編集 ]

No title

おんだなみさん、確かに赤ひげ先生の言葉、ふるまいには、清々しいものがありますよね。
実は、『赤ひげ』の前に、『七人の侍』を見たのですが、私的には『赤ひげ』の方が心にぐっと来ました。
あとは、やっぱり『生きる』が好きです。何度でも見たい映画です・・・
2018-09-28-08:58 * green [ 編集 ]