大学の第二外国語でフランス語を勉強していたせいもあって、
若い頃はフランス映画をよく見ていました。
なかでも、エリック・ロメール監督の作品を
好んでよく見ていました。
およそ20年以上ぶりくらいの鑑賞です。
主人公のデルフィーヌという女性、ま、はっきり言ってめんどくさい女性です。
男性だったら、ほんんどが「めんどくせー女だな~~」と苦笑しそうです。
長いバカンスを前に、誰とどこでバカンスを過ごそうかと悩みます。
周りにいる人たちから、「○○はどう?」とか
「私たちと一緒に過ごさない?」とか、誘われはするのですが、
どうもぴんと来ない。誘われて一緒に行ってみるも、心底楽しめない。
私はついつい、「だったら一人で気楽に楽しめばいいじゃん!」
「いっそのことバカンスはパリに残って過ごすのはどうなの?わざわざ出かけなくても」
なんて余計なおせっかいを焼いてしまいそうになるんですが、
彼女は、「ひとりで過ごすのは嫌」「バカンスなのにパリにいるのも嫌」
つまり、せっかくのバカンスを、よいものにしたい、有意義なものにしたい、と考えてるようなんです。
とにかく、自分にとって本当によいものを探し続けている、そんな感じです。
(なんとなく気持ちはわかる!)
なんていうか、ものすごく深く考えすぎるんだと思います。
よく言えば繊細な人、なのかな・・・・
旅の途中で「緑の光線」の話を耳にします。
太陽が地平線に沈む瞬間、太陽が見えなくなる、そのほんの一瞬、
最後の光が、緑に光るんですって。
この緑の光線について説明をする、おじいちゃんの話し方がよかったな~~~
科学的にどうゆう原理で緑に光るのかを教えてくれるんです。
旅の終わりに、デルフィーヌは、ある男性と出会います。
その男性とは、なんだか話も合う・・・
やっとデルフィーヌの表情が穏やかになり、笑顔が見られました。
そして、ふたりで海岸を散歩し、緑の光線を見るんですね。
ほんとうに探していたものに、出会えた!
そんな印象を与えるラストでした。
私も緑の光線、見てみたいな・・・
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最終更新日 : 2019-06-08
No title * by karasu
ナイス
No title * by おんだなみ
めんどくせー女・・・ですか(笑)
そんな人でも、何かのきっかけで、ピッタリと合う人も
現れる事も有るかも知れません、映画なら、尚更、そうあって欲しい気がします。
でも、それって奇跡なんですけどね。
そんな人でも、何かのきっかけで、ピッタリと合う人も
現れる事も有るかも知れません、映画なら、尚更、そうあって欲しい気がします。
でも、それって奇跡なんですけどね。
No title * by green
karasuさん、ナイスコメントありがとうございます。
No title * by green
おんだなみさん、現実をそのまま映すような映画もありますが、
でもどこか、夢や希望もあって欲しいですよね。
ラストシーンは、「探していれば見つかるかも」と思わせてくれるようなシーンでした。
でもどこか、夢や希望もあって欲しいですよね。
ラストシーンは、「探していれば見つかるかも」と思わせてくれるようなシーンでした。