『ジュリアス・シーザー』 1953年 アメリカ映画
監督 : ジョーゼフ・L・マンキーウイッツ
出演 : マーロン・ブランド、ジェームズ・メイソン
シェークスピアの戯曲「ジュリアス・シーザー」の映画化作品ですね。
あの、「ブルータス、おまえもか」というセリフが有名です。
シェークスピアの世界を堪能できる映画だと思います。
シェークスピア英語、聞いてて心地いいんです。
独特な隠喩表現がてんこ盛り!
これは、ストーリーがどうこうという作品ではなく、お芝居として楽しむ映画作品だと思います。
なんといっても圧巻なのが、マーロン・ブランド演じるアントニーの演説シーンです。
もう、聞き入っちゃいます。
シーザーがブルータスらに暗殺された後、ブルータスはシーザー暗殺の理由を、ローマ市民の前で語ります。
シーザーの死に、怒りと悲しみをあらわにしていたローマ市民も、
ブルータスの言葉に一時はブルータス支持に傾きますす。
ところが、ブルータスの後に現れたアントニーの熱弁によって、市民はアントニーを支持するようになるのです。
いやはや、演説の力ってすごいですね。
アントニー、表面的にはブルータスを批判しないんですよ。
だけど、言葉の魔法を使って、民衆の心を操り、「いやいや、ブルータスじゃだめだ!、アントニーだろう!!」
って民衆に思わせるんですね。
やっぱりマーロン・ブランドって、すごい俳優さんなんだな~~とつくづく実感させられた作品でした。
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最終更新日 : 2019-06-08
No title * by green
おんだなみさん、私も、ゴッドファーザーが一番印象が強いです。
こんな若々しいマーロン・ブランドは初めてかもしれません。
若い時も、存在感が際立っていますね!
こんな若々しいマーロン・ブランドは初めてかもしれません。
若い時も、存在感が際立っていますね!
若かりし日の頃も、しっかりした存在感を持った役者なんですよね。
その演説、一度、見たいモノです。