『テス』 Tess 1979年 フランス・イギリス映画
監督 : ロマン・ポランスキー
出演 : ナスターシャ・キンスキー、ピーター・ファース
トーマス・ハーデイの小説『ダーバヴィル家のテス』が原作です。
テスを演じるナスターシャ・キンスキーの、まあ美しいこと!!
息をのむほどです。
農場で働いているときのテスが、ほんとうに綺麗だった。
木綿の帽子をかぶり、牛の乳しぼりをしているときのテスの白い肌・・
伏し目がちながら、相手を深く見つめるテスの瞳・・
もしかしたら、この美しさが、この女性の不幸の一因なのではないかと思ってしまう・・・
(この映画に限ってだけど)
女性がとても弱い立場に置かされていることを思い知らされます。
テスもふたりの男性に運命を翻弄されてしまいます。
テスがエンジェルと別れ、失意の中、かつての仕事仲間を訪ねていくシーン。
イギリスの荒地、寒々とした曇り空、雨にぬかるんだ泥の道、重い鞄を抱え、ブーツを泥で汚しながら歩いていくテス・・途中、汚れたブーツを脱ぎ、鞄の中からパンプスを取り出し履き替えます。
ここに、テスの芯の強さを感じました。
図書館が再開したら、原作を借りて読んでみようかな・・・
悲しいお話だけど・・
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最終更新日 : 2020-04-22
Re: 悲し過ぎ * by green
おんだなみさん、そうなんですよ。ラストは悲劇ですね。
なんともやりきれない思いになるのですが、彼女は精一杯生きたのではないかと思います。
それにしても、ナスターシャ・キンスキーの美しさ、際立ちます!!
なんともやりきれない思いになるのですが、彼女は精一杯生きたのではないかと思います。
それにしても、ナスターシャ・キンスキーの美しさ、際立ちます!!
美しいテスが、悲しみを更に際立たせてるのかな?
女性が弱い立場であった時代、今も貧しい国では
変わっていない状況を見掛け、何とも言えない気持ちに成ります。