『何がジェーンに起ったか?』 What ever happened to Baby Jane? 1962年 アメリカ映画
監督 : ロバート・アルドリッチ
出演 : ベティ・デイビス、ジョーン・クロフォード
いや~~~とっても怖~~い映画でした。
ホラー&サスペンスです。
主演のベティ・デイビス、とっても有名な女優さんですよね。私も、名前は知っていたのですが、ベティ・デイビスの作品はこれが初めてです。wikiを見てみると、膨大な数の映画作品に出演されています。新しいところでは、『8月の鯨』に出演されています。この映画、多分見てない・・(記憶が曖昧)
このベティ・デイビスが、心を病んだ狂気の女を演じているのですが、その狂気っぷりがコワイのなんのって・・・
ものすごい厚化粧、たるんだ体形、ふてぶてしい歩き方・・・この作品、白黒なのですが、もしカラーだったら強烈さ、倍増だろうな~~~白黒くらいでちょうどいいのかも・・
この映画の怖さ、『ミザリー』に共通するものがあります。ベティー・デイビスの怪演を見ていて『ミザリー』のキャシー・ベイツを思い出しました。『ミザリー』もかなり怖い映画でしたが・・
この映画、音楽もよかったです。音楽が、登場人物の心情や、話の流れ、その場の雰囲気、空気感を見事に表現しています。
姉のブランチが、妹のジェーンが運んできた夕食の皿の蓋を思い切ってとろうか、いややめようか、を繰り返すシーン、音楽が、その恐怖感を大いに盛り上げました。いざ思い切って開けてみると、皿の上には・・・きゃ~~~~~!!
この音楽の使い方、トムとジェリーと同じ方法だな~と思ったり。
あとね、人形が出てくるんですが、この人形がまた怖いんですよ。ジェーンは幼かった頃の栄光にすがっているのですが、その栄光の象徴が人形なんですよね。
ベイビー・ジェーンにいったい何が起こったのか・・・彼女の悲劇の元凶は、(映画では触れられませんでしたが)お父さんじゃないかな~~~
同じロバート・アルドリッチ監督、ベティ・デイビスのコンビで、『ふるえて眠れ』という作品もあります。この映画も機会があれば是非見てみたい・・『ふるえて眠れ』・・この邦題、センスありますよね。
スポンサーサイト
最終更新日 : 2020-04-30
Re: ひゃ~ * by green
ミザリーの恐怖感と同じ恐怖感を感じられること請け合いです。
こんな白黒の時代にこんな恐怖映画があったなんて、驚きです。
カラーでは耐えられないかもしれません。
こんな白黒の時代にこんな恐怖映画があったなんて、驚きです。
カラーでは耐えられないかもしれません。
しかも白黒ですか~
ミザリーも、かなり、ぞーっと来ました、
今の、何ともだるい時期に、ガツンと来る映画は、イイかも知れません。