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2020-05-19 (Tue)  13:39

『斜陽』 太宰治

こんな鬱屈とした状況にある中で、なぜ私はこんな小説を選んで読んでしまったのかと、軽く後悔をしています・・・
心が弱くなっている人、気持ちが下向きになっている人は、読まない方がよい小説かもしれません。
P5190008.jpg
この小説に出てくる登場人物4人すべてに、太宰治自身が投影されているようです。
ただ、姉かず子には、女性特有のしたたかさがあるように思います。上原の子どもを宿すことを、これから生きて行くための力としたかったのでしょう。

姉かず子と対照的なのが直治です。
直治の遺書は読むのが非常に辛かったです。悲痛です。
直治は言います。人間には生きていく権利もあると同様に、死ぬる権利もあるー死ぬことだって罪ではない、と。

読んでいて、本当に悲しくなるのだけど、ただ悲しいだけでなく、その文章から、悲しさの中に美しさを感じるんです。美しくて冷ややかな悲しさ、みたいな。

かず子がうたた寝をして母が亡くなってしまっている夢を見ます。その夢から覚めた後の文章。
みどり色のさびしさは、夢のまま、あたり一面にただよっていた。
「みどり色のさびしさ」・・静かにそっと忍び寄ってくるようなさみしさかな~~

高校生のときに読んだはずなのに、その時はあまりピンとこなかったのでしょう。内容はほとんど記憶がありませんでした。

しかし!いい加減、気分が明るくなるような本が読みたくなってきました。
でも、そんな本は我が家にはあまりなくて・・・
早く図書館再開しないかな~~~

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最終更新日 : 2020-05-19

確かにね * by おんだなみ
ま~、この鬱々とした時期に読む作品としては
どうかな~と言う気もしますが、今だからこそ、
じっくりと作品に向き合う事が出来るとも思えます。

にしても、3ヶ月間も休館されては、読む本無く成りますよね。
カウンター業務だけでも再開して欲しい~

Re: 確かにね * by green
おんだなみさん、本の選択、間違えましたね(笑)
自分が所有している本は、やはり似たり寄ったりのものが多くて・・・
やはり図書館でいろんな本を目にして刺激を受けながら選びたいですね。

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確かにね

ま~、この鬱々とした時期に読む作品としては
どうかな~と言う気もしますが、今だからこそ、
じっくりと作品に向き合う事が出来るとも思えます。

にしても、3ヶ月間も休館されては、読む本無く成りますよね。
カウンター業務だけでも再開して欲しい~
2020-05-20-06:47 * おんだなみ [ 編集 ]

Re: 確かにね

おんだなみさん、本の選択、間違えましたね(笑)
自分が所有している本は、やはり似たり寄ったりのものが多くて・・・
やはり図書館でいろんな本を目にして刺激を受けながら選びたいですね。
2020-05-20-08:59 * green [ 編集 ]